3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 04:02:49.49 ID:5Ba8AMaa0
そうこうしている間に朝日はすっかり昇り、今は懐かしきごぼ天を思わせる鶏のけたたましい鳴き声が聞こえてきた。
その声に釣られるように、一人の少女が起き出した。
「おはよーおはよー!そこにいるの?」
シャーロック・シェリンフォードことシャロだ。
っち、コイツらが起き出す前に早くパンツを見つけ出そうと思ったのに、というエリーの内心を尻目に、さらにその声に応えるかのようにまた一人。
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 04:05:23.92 ID:5Ba8AMaa0
今日はここまでだな、うん寝よう。
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(北海道)[sage]
2012/06/14(木) 06:53:30.54 ID:SfhtaozQo
見てますよー
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/14(木) 07:26:09.02 ID:7+r4DvFDO
ふむふむ
期待
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東海・関東)[sage]
2012/06/14(木) 16:07:13.70 ID:8v1tsmsAO
支援支援
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 17:01:18.65 ID:4wTpRNF20
精神的ショックという意味合いを別にすれば、普通の人間にとってパンツの一つや二つなくなったところで、さしたる実害などないのだ。
だが、ことにミルキィホームズの面々に至ってはその常識は通用しない。
あれはもう、ずいぶんと昔のことのように感じられる。
怪盗帝国と対峙してトイズを失ったあの夜、彼女たちが失ったものはトイズだけにとどまらなかった。
生徒会長アンリエッタにダメダメミルキィホームズを宣告されたミルキィホームズの面々は、着の身着のまま、彼女たちに特別あてがわれていた個室寮を立ち退きさせられたのだ。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/14(木) 17:19:05.01 ID:NTiRDBxDO
地の文ありだし一行間隔とは言わないが、どこかで改行してくれ
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 17:28:27.88 ID:4wTpRNF20
「あの……その…………えっと……」
「いいから早く着替えるんだよー!」
どうにかして事情を説明しようとエリーは試みたのだが、金と飯のことにしか目のないネロは有無を言わさず彼女の服を脱がしにかかった。
「いや……待って……」
「いいから早くパジャマ脱いでよ!」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 18:01:27.30 ID:4wTpRNF20
不覚。エルキュール・バートン一生の不覚。
まさか、お股のワカメを見られてしまうとは――いや、問題はそこではない。パンツのことだ。
「エリーさん、なんでお股にワカメが付いてるんですか?」
「え……いや、これはその……あの……」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 18:31:48.27 ID:4wTpRNF20
「あ……その……ごめんなさい…………」
あまりのことに居たたまれなくなってしまった。エリーはシャロの抱え起こし、その涙で濡れる顔見ていたら良心がずきんと痛むのを感じた。
どう考えても非があるのは自分の方だ。どんな事情があれ仲間に手を出すなどあってはならないこと。
それは、自らのトイズの力に怯え、その恐怖を克服してくれたミルキィホームズのみんなと仲間となった時に誓ったこと。
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(宮城県)
2012/06/14(木) 18:39:32.49 ID:4wTpRNF20
誰もいなくなった後の屋根裏部屋でベッドの下からかまぼこはのろのろと這い出てきた。
「?」
なにやら頭に違和感を巻じるがこれは……?
17Res/13.65 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。