11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 03:01:16.68 ID:WJc3nC3DO
「あ〜あ……」
ボクは肩掛けバッグを手に取り、軽く叩いてホコリを払った。
そして散らばった中身をバッグの中へと戻していく。
ポーチ、財布、手帳、リップクリーム、白いハンカチ、そして……、
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 03:04:32.13 ID:WJc3nC3DO
容器の中から漂ってきたのは、甘く優しく、そしてどこか儚い香りだった。
そう、まるで雪歩のような……。
「あ…れ……?」
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2012/06/21(木) 03:07:41.14 ID:WJc3nC3DO
書きため分はここまでです。
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 03:34:13.25 ID:WJc3nC3DO
額に冷たさを感じて眼が覚めた。
まだ重たいまぶたをゆっくり開けると、事務所の天井が見えた。
「ボクは……」
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2012/06/21(木) 03:45:43.53 ID:WJc3nC3DO
ダンスレッスン……。
レッスン……。
ん?
「律子、いま何時何分!?ボクもダンス」
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2012/06/21(木) 04:06:28.54 ID:WJc3nC3DO
そのあと30分ほど横になっていると、次第に身体も気分もスッキリしてきた。
「もう大丈夫そう?」
「うん、おかげさまで!ありがと律子」
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2012/06/21(木) 04:19:16.88 ID:WJc3nC3DO
「ただいま」
「ん?真か?今日はやけに早いな?」
うちに帰ると、黒いタンクトップに白いハーフパンツという出で立ちの父さんが、玄関先でスクワットをしていた。
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 04:20:03.88 ID:WJc3nC3DO
今回はここまでにしておきます。
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/06/21(木) 04:26:39.83 ID:e/mn4Tpmo
期待
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 17:59:35.03 ID:WJc3nC3DO
シャワーを浴びて自分の部屋に戻ると、まずは雪歩に電話をかけた。
『もしもし、真ちゃん?』
「あ、雪歩?いま大丈夫?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/21(木) 18:01:37.26 ID:WJc3nC3DO
晩ご飯はカレイの煮付けと豚肉の野菜炒め、それからポテトサラダだった。
「しっかり食えよ?食わなきゃ体重増えないからな。体重が増えれば、突きも蹴りも重くなる」
早々と3杯目をおかわりしながら、父さんが言った。
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