56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/26(火) 01:18:12.08 ID:FtaBuhsDO
「そんなのもったいないの!」
8月21日の正午過ぎ。
いつものように3人でベンチに座ってお昼ご飯。
「もうタイムスリップはしないよ。なんだか怖くなっちゃったから」
夕べ部屋で起きたこと、そして思ったことを伝えると、美希はオモチャを取り上げられた子供みたいな顔と声で、ボクに抗議した。
雪歩はその話題を避けたいのか、手帳でスケジュールを確認してる。
「ねぇ、雪歩はどう思う?」
「ふぇっ?え、えっと…私は……そのぉ……」
どうにも納得できない様子の美希から唐突に声をかけられ、雪歩が慌てる。
だけど横目でボクの顔を見たあと、雪歩にしては珍しく、ハッキリとした口調で言い切った。
「真ちゃんは正しいと思う」
そして再び、手帳に眼をやった。
美希ももう、何も言わなかった。
110Res/68.71 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。