過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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109: ◆ecH57LqR9PZC[saga]
2012/07/09(月) 16:14:49.67 ID:hWPKuJVO0
「いきなり出てきて、何よあんた、ごほっ?! 死に、たいわけ?」

割って入ってきたステイルに面食らっているのか、短髪は少し後ずさり、そしてその分瞳に力を篭めて睨みつけていた。
ステイルの炎に警戒しているのか、片手で胸を押さえながらバチバチと紫電を迸らせていつでも攻撃へ転移出来るようにしているようだった。

「ふん、能力者による拒否反応か……僕らの領分に入ってくるからそうなると言うのが解らないのかな」

そんな彼女をステイルは一瞥すると、あっさり状態を見抜いたのか小さく鼻を鳴らすとつまらなそうにタバコを揺らすと。
振り返らず私に声をかけてきた。

「どうやら厄介なことに巻き込まれているみたいだね、ここは僕に任せて君は逃げたまえ」

「え、でも……」

「きつい言い方になるけれど君がここにいては僕は全力で戦えない」

ただ助けられる状況につい躊躇をしてしまうけれど、ステイルは優しい言葉のままそれを拒否する。
私に退けと逃げろと失せろと消えろと。
戦場からの離脱を優しく促してくれた。

「相手は魔術師のなりそこないみたいだけど、それでも君に被害が及ぶ可能性は0じゃないからね」

そう言うと、彼は口に咥えたタバコを放り投げ、それを焔滅させ。

「そこのサーヴァント、最低限でも彼女の身を守る盾くらいになってくれよ? じゃないと―――意味がないからね」

そうセイバーに告げると両手に構えた炎剣を交差させるように短髪にたたき付けた。



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