過去ログ - セイバー「問おう、貴女が私のマスターか?」禁書目録「え?」
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42: ◆ecH57LqR9PZC[saga sage]
2012/06/24(日) 11:08:13.20 ID:xRRwkXia0
「…………ねぇ、もとはる」

セイバーに周囲の巡回をお願いして、私は部屋にもとはるといた。
彼と少し話をしたかったからだ。

「なんぜよ?」

「聖杯戦争は解体されたんだよね?」

「そうぜよ」

真剣な私の言葉に彼は軽く答えを返す。
それに別に何も思わず私自身思考を巡らせる。
聖杯戦争。
冬木での聖杯戦争は確かに解体された。
聖杯は確かに珍しいけれど真贋あって世界各地に存在している。
それが学園都市にあったとしても不思議ではない。
だけど、聖杯戦争になれば別だ。
聖杯戦争は冬木の地で遠坂・マキリ・アインツベルンの三家が作り出した英知だ。
おいそれと再現できるものではないハズ。
なのになんでそれが。
そしてセイバーには話さなかったし、裏情報扱いだから極一部の人間しか知らない第五次聖杯戦争の召還サーヴァント。
私が知っているのは……。
ランサー『クー・フーリン』
バーサーカー『ヘラクレス』
そして……。

「セイバー、アーサー王…………」

彼女がそのセイバーなのだろうか?
ランサーは前回の聖杯戦争に召還されたランサーで間違いはないだろうけれど、同じ英霊が何度も召還されることはあり得るのだろうか?
その辺りについては詳しく知らないけれど、数ある英霊の中から同じ英霊が何度も選択されるのか?
何か作為的な不安が上ってきたけれど、今は目の前に戦いに専念するしかないと諦めて、私は溜息をついた。
戦いはまだ始まったばかりなのだから。



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