過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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(神奈川県)
[saga]
2012/06/24(日) 22:31:21.18 ID:mPrEAa4Zo
「え? え!? そうなの?」
「はい! もちろんですよ!」
「律子さんがアイドル引退しても、また一緒にお仕事できるって。みんな楽しみにしてます」
「そ、そっかー。ありがと……。あ、え、ええとね、プロデュースしたいかどうかで言えば、したいわ」
春香の元気な肯定と、雪歩の控え目ながらきっぱりとした物言いに呆けるようになってしまった律子だったが、気を取り直したように話題を引き戻す。
「さっき春香にも言ってたんだけど、私はアイドルとしてはニッチな売り方から入って盛り上げていった形だけど、あなたたちはもっと
地道に積み上げてきてるから。そういう正統派をしっかり育て上げて大ブレイクさせるのは、そりゃあやってみたい」
そこで律子は小さく肩をすくめた。
「ただ、これも言ったんだけど、そういう正統派なだけに、私みたいな新人に任せるかは……わからないわね」
「そうですか……」
「むむー」
残念そうな顔が二つ。
しゅんとした彼女たちを、律子は苦笑して見ていたが、一転、ずいと身を乗り出した。
「誰を担当するにせよ、頑張っていきましょ。私が抜けた分を奪い取ってみるくらいの気合いでいてもらわなきゃ。ね?」
「はい!」
揃って返事をする二人に大きく頷いた後で、律子は収録のほうに意識を戻す。そこでは、やよいがぴょんぴょんと嬉しげに跳ね回っていた。
「あ! ちょっと! やよいったら決勝まで残ったみたいよ。すごいわね」
「わ、ほんとだ!」
カメラに向かってアピールしたあとで、三人にわずかな間、視線を向けるやよい。その満面の笑みに、律子たちも同じように笑顔を返した。
「やよいって、ご当地問題詳しかったんだねぇ……。意外すぎるよ」
「私たち、ロケとかでほうぼう行くでしょ? そこで家族にお土産選んだりしているうちに……って言ってたよ」
「へー」
そんなことを話し合っている二人の横で、律子はスタッフと続く決勝戦の収録の打ち合わせにとりかかっていた。
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