過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[saga]
2012/06/24(日) 22:33:17.29 ID:mPrEAa4Zo
「……貴音は、私にプロデュースされるとしたら、どう?」

 ひとまず汗を拭き終え、ほうとため息とも知れぬ息を吐く貴音に、律子はそんなことを訊ねる。

「どう、とは?」
「いや、嫌じゃないかなー、とか……」
「ふふ」
「な、なによ」

 実におかしそうに笑う声に、律子はなんだか狼狽えてしまう。

「765プロで律子の指導を受けることを嫌がる者などおりませんよ」
「そう? そんなことないでしょ」
「あります」
「むー」

 真っ直ぐに言われて、顔を朱に染める律子。
 トップアイドルまで経験したはずの女性は、褒められるのが苦手であった。

「ただ……」
「ただ?」
「わたくし個人としましては、我々を律子が担当するもよし、せざるもよし、と考えています」
「ふうん?」

 律子のよくわかっていないというような横顔をちらりと見上げ、貴音はゆっくりと言葉を紡ぎ始める。

「先程も申し上げました通り、律子の指導は大歓迎いたします。わたくしたち……黒井殿の下にあったわたくしたちを見事に打ち負かしたその実力を、
共に高みを目指すためにふるってくれるというならば、それはとても喜ばしく、ありがたいことです」


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