過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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2013/06/01(土) 21:57:37.32 ID:aPn1RJ8Io
「それよりも、やっぱり、もう少しがっちりしたいなあとか思うんですよね。あ、これは入院とは関係ないですけど」
「そんなに気にしなくていいと思うんだけどな。涼ちゃん、いまでもかっこいいよ?」
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2013/06/01(土) 21:58:21.10 ID:aPn1RJ8Io
「あー、そういえば……」
「どうしたの?」
「宿題とかどうしようかなと」
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2013/06/01(土) 21:59:26.27 ID:aPn1RJ8Io
「そっか……」
彼の返答に美希が顔を曇らせる。
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2013/06/01(土) 22:00:37.75 ID:aPn1RJ8Io
ただ、彼女は、涼の見舞いに来る時間を考えて、あまり事務所に長居をしていない。
そのために、律子たちがしていることについて伝わっていなかった。
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2013/06/01(土) 22:01:32.22 ID:aPn1RJ8Io
かくん、と涼の顎が落ちる。
なんだか妙に圧力を感じる律子の物言いに、美希が眉を顰めた。
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2013/06/01(土) 22:03:29.47 ID:aPn1RJ8Io
「予選は、もう通過してるってわけ。だから、あなたは、安心して、本選までにゆっくり治せるわ。
まあ、それでも病み上がりなわけだから、そこは私がフォローするって事で」
「ど、どうやって」
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2013/06/01(土) 22:04:16.75 ID:aPn1RJ8Io
律子は主に涼への説明に切り替えて続ける。
「もちろん、細かい規定はあるけど、ユニットの構成は変更できるの。もちろん、人数の増減も、ね。
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2013/06/01(土) 22:04:52.29 ID:aPn1RJ8Io
「な、なにそれ?」
「腐ったリンゴは樽のリンゴを全て腐らせる、っていう諺からよ。転じて不良とか、ろくでなしって意味ね」
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2013/06/01(土) 22:07:37.03 ID:aPn1RJ8Io
「涼ちゃん、ミキもそろそろ帰るね」
嵐のような勢いで涼たちに衝撃を残して律子が立ち去った後、病室に戻った涼がベッドの上でなんとなく落ち着いたあたりで、美希がそう切り出した。
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2013/06/01(土) 22:09:21.54 ID:aPn1RJ8Io
腕をがっちり掴まれたまま身を寄せられ、顔をのぞき込まれる。
すぐ側にとてつもなく真剣なオトコノコの顔があることにどぎまぎしながら、美希は彼に説明を求めるしかなかった。
以下略
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2013/06/01(土) 22:10:57.84 ID:aPn1RJ8Io
「律子も参加するから?」
「ええ」
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