過去ログ - P「お前の夢にはついていけない」律子「……そう」
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(神奈川県)
[sage]
2012/06/22(金) 22:02:40.50 ID:FuSozdXdo
律子にそれだけ確かめて、涼は再び自分の思考の中に沈んでいく。
律子はその様子を不思議そうに眺めていた。従弟が気を遣っているというだけの反応に見えなかったからだ。
一方で、彼に現況を話すことで、これからの自分の進むべき道の困難さも改めて自覚している。プロデューサーの技術を学びつつ、
プロデュースするアイドルを見つけるなど、そうそう出来ることではない。
そもそも、プロデュース業を望んだのは、彼という偉大な先達がいたからだ。
それを失ったいま、自分はプロデュースというものにこだわる動機すら失っているのではないか。
経営に憧れていたのは事実。アイドル活動を通じて得た芸能界への知見やわずかとはいえある人脈を生かしたかったのも確か。
だが、自分をプロデューサーに、そして、彼を会社の代表にと考えたその行動は、やはり彼をこそ自分のパートナーに、という
思いからではなかったろうか。
それは、ビジネスパートナーに限らないことで、それを失った自分は……。
彼女はそんなぐるぐる回る思考の渦の中に引き込まれそうになっていたために、涼の言葉を聞き逃しかけた。
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