37: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/27(水) 20:44:50.86 ID:k7DjLMpk0
「おーい、いつまで寝てんだ」
「あ……?」
「もう9時だぞ」
「んー悪ぃ悪ぃ」
38: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/27(水) 21:23:02.81 ID:k7DjLMpk0
「お前、携帯光ってるぞ?」
冷凍食品のグラタンは普通に美味かった。
最近の内では一番食事をした満足感が得られた気がする。
39: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/27(水) 23:31:04.15 ID:k7DjLMpk0
「……ん?」
暫くするとまた光った携帯電話にうんざりしつつ、手に取ると差出人は従妹だった。
40: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/28(木) 01:27:17.78 ID:Gne69eYK0
「今なんか音したか?」
「お、脅かすような事言うなよ……」
風呂から上がった俺は友人のベッドの隣に布団を敷いて貰いそこに寝転がっていた。
41: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/28(木) 23:10:15.32 ID:Gne69eYK0
「マッチが捨てられてた」
戻ってきた友人は言った。
近くに人はいなかったらしいが焦げたマッチが5本友人の手に握られている。
42: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/28(木) 23:12:15.95 ID:Gne69eYK0
「あああああああああああああああああああ! [ピーーー]っ[ピーーー]! [ピーーー]!」
「な、何だ? どうしたんだよ。 落ち着けって!」
『風邪ひいてて辛いです……先輩一欠片でも優しさがあるなら助けてくださーい』
43:>>42 修正[sage saga]
2012/06/28(木) 23:45:56.32 ID:Gne69eYK0
「あああああああああああああああああああ! 死ねっ死ね! 殺す!」
「な、何だ? どうしたんだよ。 落ち着けって!」
『風邪ひいてて辛いです……先輩一欠片でも優しさがあるなら助けてくださーい』
44: ◆aSQx.z3IE/pB[sage saga]
2012/06/28(木) 23:48:16.92 ID:Gne69eYK0
学校では何事も無く過ごせた。
後輩は風邪で休みらしく、俺の心は軽い。
昼休みにメールを見てふー、と溜息を漏らした。
45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/28(木) 23:53:33.41 ID:TbrSVe9xo
どう転んでも絶望ENDしか残されてないな…
46: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/29(金) 00:36:32.09 ID:dHprpdni0
一度、自宅へ戻ってから後輩の家へ向かう。
友人は病院に行くから先に帰ってくれと言って置いた。
かなりやつれている様に見えたのか自殺とかするなよと言っていたが、する訳無い。
多分これからは悩む事も無い。
47: ◆aSQx.z3IE/pB[sage]
2012/06/29(金) 02:12:48.65 ID:dHprpdni0
「お邪魔します」
「……やぁ。 体調どう?」
ドアの鍵は開いていた。
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