過去ログ - ほむら「憂悶聖女のもう片方の靴」
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492: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:02:42.03 ID:9qhx3X+IO
傘の尖端から水が勢い良く飛び出る。
その水鉄砲は使い魔に風穴を開けた。
織莉子は別の使い魔に再び狙いを定め、水鉄砲を再び撃ちながら、今度は薙ぎ払う。
使い魔は真っ二つに裂ける。
493: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:08:19.37 ID:9qhx3X+IO
傘を開くと織莉子は天高く舞い上がり、その後フワフワと降下し始めた。
あの使い魔は飛べないらしく、織莉子の真下で織莉子が降りてくるのを待っている。
「しつこいですね」
494: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:13:15.82 ID:9qhx3X+IO
適当に使い魔を粉砕、切断しながら道を進んで行く。
「この部屋の次がもう深奥ですか……思ったより浅い結界ですね」
その分魔女が強いのだろうとか考えつつ次の部屋に足を踏み入れる。
495: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:18:47.94 ID:9qhx3X+IO
その部屋は非常に大きな部屋、聳え立つは巨大な機械の塔。
ベルトコンベヤー、プレス機、巨大パンカー、細いパイプ、その他もろもろ。
最上部には見慣れた深奥への扉が。
496: ◆USZbC4nXcg
2012/07/27(金) 12:25:19.93 ID:9qhx3X+IO
結界とは言え、何かを造る工場なのだろうか?
私には工場にある機械でトラップを組んでいるようにしか見えない。
何かを造るとしたら……死体と絶望でしょうか?
くだらない、早いところ登ってしまいましょう。
497: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:32:12.27 ID:9qhx3X+IO
まずは上下する足場。
傘を使わずともスカートの空気抵抗による対空で十分に乗り継いでいけた。
傘で一気に飛び上がっても良かったのだけれど、一歩一歩踏み締めたい気がしたので普通に行くことにした。
「杏子さん程とは言わないからせめてキリカやほむらさんくらい軽い服に着替えたい……」
498: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:36:11.70 ID:9qhx3X+IO
お次は細いパイプ。
傘で飛んだら着地に失敗した時に悔しいので歩くことにする。
慎重な織莉子は難なくこれを渡りきる。
その次は回転丸太。もはや工場ではなくSASUKEやKUNOICHI辺りになっている。
499: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:42:24.27 ID:9qhx3X+IO
続いては巨大パンカー。
羽根の上に乗って次の足場まで行けということか。
「地味に空気抵抗が……」
500: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:54:29.95 ID:9qhx3X+IO
似たような仕掛けを乗り越え続け、残すは三つ程となった。
「今更ですけど、雷撃で全部止めれば簡単に登れたような……」
止まれば進めなくなるものもあるからそんなことはない。
501: ◆USZbC4nXcg[sage]
2012/07/27(金) 12:58:25.66 ID:9qhx3X+IO
予言通り20秒後全てが開いた、直様飛び込む。
立ち止まれば即死。
四つ目に差し掛かった時、二つ目が閉じる音が聞こえる。
嫌な汗をかきながら、振り返りまいと駆け抜ける。
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