過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」 -SS速報VIP

過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」

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496: ◆NamCapMdYU[saga]
2013/05/11(土) 09:17:21.95 ID:R5ln44+6o

魔理沙「……」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

アリス「どうも、零児さん」ﾌﾘﾌﾘ

零児「ああ。連絡、済まなかったな」

アリス「意外よね。パチュリーがあんなことするなんて」

零児「やはり、そうなのか？」

アリス「怒ったのを見たことはあったんだけどね」

魔理沙「……私の具合を見に来たんじゃないのかよ」ﾑｩ

　だが入ってすぐに別の話をされ、しかめっ面である。
　どうにも今日の魔理沙は素直すぎるようで。

アリス「……」ﾁﾗｯ

零児「そうだったな。それで、体の調子はどうだ？」

魔理沙「え？　あ、まぁ、全然なんともないぜ。寝起きみたいにさ」

零児「パチュリーが眠る時に使う魔法だと言っていたが、どうやら間違いないらしい」

アリス「どうせなら服従させる魔法でも使えばよかったのに。勿体ない」

魔理沙「だから私の具合を見に来たんじゃないのかよ！」

　怒り気味だが、突っ込みもまずまずといったところである。

零児「本気ではなかったようだ。俺を呼び出す口実が欲しかったみたいでな」　｛｝ﾑﾆｯ

魔理沙「体を視るためとか、怪しいもんだけどな。……って、うお！？」

{紫「どうも、御機嫌よう」}ｸﾊﾟｧ

零児・魔理沙「「紫！」」

アリス「……（綺麗にはもって、まぁ」

　そんな元気に御怒り気味なところへ、何の前触れもなしに紫が現れる。
　これまでこちらからの呼びかけにも応じなかった彼女が、だ。

紫「……ふぅ」

零児「……紫。おまえ……」

魔理沙「随分と御無沙汰じゃねーか。どうしたんだよ」

紫「帰る手段について、あれこれしていたのよ。ようやく、目処が立ったわ」

魔理沙「！」

零児「そいつは重畳。……詳しく聞いても構わないのか？」

紫「体調的な意味ならね」ﾌﾌﾌ

魔理沙「……」

　確かに、その姿は以前のような幼女でもないし、発する妖気も出会った頃と遜色ない。
　だからこそ、実態のつかみにくい彼女がそこにいるような気がして。

紫「――。――？」

零児「……。～～？」

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