過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」 -SS速報VIP

過去ログ - 零児「……東方新世界」　霊夢「第二章、ね」

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497: ◆NamCapMdYU[saga]
2013/05/11(土) 09:18:08.20 ID:R5ln44+6o

魔理沙「……もっと、かかると思ってたんだけどな」ｼｭﾝ

アリス「ん？　何が？」

魔理沙「へ？」

アリス「え？」

魔理沙「え？」

アリス「今の独り言よ。何がかかると思ってたの？」

魔理沙「べ、別になんでもないって！　ちょっと、ぼやいただけって言うかさ」ｱﾀﾌﾀ

　そんな彼女が零児と帰る算段について説明し始めた。
　その光景を見て、期待していたことが口に出てしまう。
　それを見過ごすような、アリスでもなく。

アリス「分かりやすいわね、本当に。どうせ零児さんが外に出るタイミングのことでしょ」

魔理沙「うっ、あ、いや、その、うぐ……ぅぅ」ｼｭﾝ

アリス「……（本当。零児さんがらみになると分かりやすすぎね」

アリス「早かれ遅かれ帰るのは決まってたんだし、今更じゃない」

魔理沙「頭じゃ分かってるつもりだったんだけどさ。……アリスは、そういう経験ないのか？」

アリス「あるわよ、そりゃ。一度や二度じゃなくってね」

　らしくない彼女を見かねてなのか、先輩風を吹かせ始める。
　一応、魔法使いとしても、人生でも大先輩であるのだからおかしくもないのだが。

魔理沙「そっか。……そうだよな。アリスも結構生きてるもんな」

アリス「そーいうこと。あんたみたいに気にし過ぎてると、やれる事もやれなくなるわ」

魔理沙「……」

アリス「そんなに“好き”なの？　零児さんが」

魔理沙「ぶふっ！？」

　というわけで単刀直入に、だが向こうの二人に聞こえない程度の声で斬り込む。
　あまりにストレートすぎるその問いに、思わず吹き出してしまう。

魔理沙「い、いや、別に好きってわけじゃ！」

零児「ん？　どうした、魔理沙？」

紫「……」

魔理沙「べ、別になんでもない！　気にしなくていいんだぜ、零児！」

零児「……そうか。何か気になった事があったら、言うんだぞ？」

魔理沙「お、おう」

　慌てて訂正しようとして大声を上げてしまう。
　それを誤魔化そうとしたが、これまた声が上ずってバレバレ。
　ただ、その反応から何か問題があるわけではなさそうだと判断し、零児は紫と再び話し始めた。

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