過去ログ - 平凡女と平凡男
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32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします [saga]
2012/07/09(月) 17:57:43.49 ID:FQsz2o680
「委員長じゃないか。」

声の主の方へ視線を移すと、

肩くらいまである綺麗な黒髪と、太くきりっとした眉毛が

特徴的なうちのクラス委員長が立っていた。

委員長に何か用か、と聞こうとした時、

委員長の後ろに居る小さな女子の存在に気付いた。

「…、ど、どうも…。」

視線が合ったその子は、白い肌と対照させるように頬を紅潮させた。

学年で薄子と呼ばれている女子で、由来は独特の弱々しさと、

放っておけないような雰囲気かららしい。

薄子さんは、色素自体が薄いのだろう、肌は色白で、

髪の毛は黒髪と言えないくらい茶色かった。



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