過去ログ - キミの世界は、ボク一人
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42:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[sage]
2012/07/11(水) 20:37:21.96 ID:XCNvRIvjo
続く


43:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:55:02.57 ID:jjXwkWgTo
少し暮れかけの空。
公園のタイヤに二人並んで座り、ボクらはそれを眺めていた。
連れてこられて座らされて、なのに後輩ちゃんは黙ってて。
静かな方が好きなボクだけど、こういう静かさは好きになれそうもない。

以下略



44:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:55:33.45 ID:jjXwkWgTo
突然立ち上がった後輩ちゃん。口から勢いよく白い息が飛び出す。
座っているボクの目線の前にあるものだから、ついつい顔より一瞬ズボンから覗く生足へ目が行ってしまう。
すぐに後輩ちゃんの顔へと顔を向け直すと、後輩ちゃんは少しムスッとした顔でこちらを見ていた。

「……もう」
以下略



45:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:56:03.16 ID:jjXwkWgTo
大雨降りしきる世界に、ボクは一人で立っていた。
風が強く吹き付け、雷が轟々と鳴り響く。
そんな中でもボクはキミの姿を探すが、影も形もそこにはいない。
当たり前なのは、分かってた。だけどキミに答えを求めようとしてた。
仮にここにキミがいたとしても……きっとキミは困ったようにボクを見つめることしか出来ないだろう。
以下略



46:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:57:16.76 ID:jjXwkWgTo
……はぁ

キミと出会ってから、大分強くなれたと思っていたけど……どうやらそれは、キミへの依存で得た力だったみたいだ。
ボク一人になってしまえば、こんなもん。
吹き荒れる風を止めることも、鳴り響く雷を止めることも、出来やしない。
以下略



47:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:57:43.97 ID:jjXwkWgTo
……あ

「……」

びしょ濡れのキミの瞳が、ボクを見つめる。
以下略



48:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:58:12.76 ID:jjXwkWgTo
夕方の部室で、ボクは一人本を読んでいた。
昔買って一回読んでから放置していたライトノベル。
読み返してみると意外と細かい部分を忘れているのだな、と思わされる。

「あれ、部長……珍しいっすね、先にいるなんて」
以下略



49:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:58:38.98 ID:jjXwkWgTo
……後輩ちゃんは?

「あいつですか?なんかあいつ、放課後なったらすぐどっか行っちゃってですね……」

大体予想してた答えが返ってきた。
以下略



50:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[saga]
2012/07/14(土) 05:59:06.78 ID:jjXwkWgTo
……あ、そうだ。後輩くん

「ん、なんですか部長」

設定ね、少しだけど考えてきたよ。
以下略



51:卵かけご飯する者  ◆ZZgvzQZhlY[sage]
2012/07/14(土) 05:59:51.35 ID:jjXwkWgTo
終わる


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