過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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[saga sage]
2012/09/25(火) 21:35:28.75 ID:mbV5ny5SO
空蝉『…………ξψ』
口から紡がれるのは法術に使われる祝詞の源流。
現れた姿は『化け物』としか言い表せない。
上腕部は青い筋肉、前腕部は骨の如く白い巨大な鎧籠手のようだ。
籠手の先は……敵を『穿つ』武器である槍の先端に似ている。
目立たない四本の指先も鋭く尖っており、触れる物を容易く切るであろう。
肩・背中も前腕部同様、白色の硬い物質で守られている。
下半身、膝から脛にかけても骨甲が防御。
青く太い尾が何故か垂れ下がる事無く、浮いている。
頭には後方まで伸びる二本の角。
人の身であれば鼻にあたる突き出た部位の下に口、それと規則正しく並ぶ牙。
煌々とした黄金の瞳は、眼前の立っている六体を『攻撃対象』と認識した。
ハウエンクア『こ、虚仮威しに決まってる……』
傷だらけで起き上がった赤いアヴ・カムゥ。
ハウエンクア『キゥコ、ユラ! 相手をしてやれ!!』
キゥコ・ユラ『『は、はい!』』 ガキンガキン…
二体が剣を振りかざすが……
空蝉『…………』 ガシィッ!
軽々と受け止められてしまう。
ユラ『ひっ!?』
空蝉『…………』 ブン…… メキャアア!!
アヴ・カムゥ『…………』 ズゥゥゥン…
巨腕から繰り出されたのは変哲もない一打。……にもかかわらず、
アヴ・カムゥは振り落とされた腕により上半身を叩き潰された。
キゥコ『このォォォォォォ!!』
空蝉『…………』 グサリ……
アヴ・カムゥの装甲において、最も頑丈な筈の胸部に……
白い腕が深々と刺さり、アヴ・カムゥの赤い体液にまみれ――――
空蝉『――――ζδ』
ピカァァァ… パァァァン! サァァァ…
あの巨大な身体を内部から爆破、肉片と破片の雨を降らせる。
ハウエンクア『…………………………あ?』
あり得ない光景がアヴ・カムゥと『少女』の十四の眼に映る。
エルルゥ「な、なにあれ…………」
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