過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
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903:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2012/10/04(木) 23:20:06.40 ID:9vC2iN/SO

ディー「さて、用は済んだな。……何のつもりだ」


ハクオロ「何者かは知らんが、妙な素振りをしないほうがいい」

     「流石に一流の術士といえど、我々の包囲から逃げられないだろう」


戦える者達が、ディーの周りを囲む。


ディー「ふむ。確かに強者達ばかり。普通に闘っては時間がかかる……」


 何か、また忘れている。こんな場合――


ゴロー「……はっ、しまった!!」


ディー『 “動くな” 』


 キィーン…

オボロ「か、身体が……」   ドリィ・グラァ「「動かないっ…」」ググ

ベナウィ「――っ!」ギリッ   クロウ「わ、わけわかんねえ…」ググ

カルラ「わたしの力でも……」   トウカ「ウルトリィ殿の術のよう……」

ウルトリィ「ああ、そんな!」ギギ…   カミュ「……やっぱり」

エルルゥ「は、ハクオロさ……」  アルルゥ「ムックル、ガチャタラもダメ……」ピタッ

ヒエン「ぐぐっ……」ピタ   サクヤ「きゃああああっ!」ピタリ

ゲンジマル「ぬおおおおおおっ!?」ギリギリ…

ハクオロ「皆、どうしたっ!?」


ゴロー「遅かった……」

ディー『どうも妙だな。既に我が憑代でない汝が何故動ける』

ゴロー「お前が身体に居たから慣れたんじゃないか?」

ディー『記憶も大部分が戻ったか。余計な事も思い出したようだが』

ゴロー「そっちも俺の記憶を見ただろう。おアイコだ」

ディー『……その身体も近く限界となろう』

    『汝が望むなら、もう一度契約しても構わぬぞ』


ゴロー「勝手に契約破棄しておいてよく言う。二度とごめんだ」

ディー『そうか。汝も良き友であったのだがな――
     では今生の別れだ。偽りの“イノガシラ ゴロウ”』

ゴロー「『偽り』…お前が俺の記憶から身体を作り変えたくせに」

ディー『声や体格は変えていないぞ。顔くらいのものだ』

ゴロー「次会ったら、必ず関節を極めてやる……」

ディー『フフフ……怖い怖い』 スゥッ…


 段々とディーの姿が薄れていき、他の皆さんの呪縛が解けた。


ハクオロ「ゴローさん、今のは……」

ゴロー「さて、賢大僧正さんを助けますか」



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