過去ログ - うたわれるゴロー 〜孤独な男のグルメ旅〜
1- 20
962:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/10/18(木) 20:23:07.01 ID:X6RlITkSO

ウルトリィ「……カミュ? どうしたのです?」



カミュ「私達はお父様を封じた地に、宗廟を建て、其処で生きる」

    「世に下ったお父様は、一定の周期で眠らないといけない」

    「その眠りの場所がオンカミヤムカイ(大神の眠りし地)」



カミュ「神であるお父様を『大封印(オン・リィヤーク)』で地の底に封じる」

    「これが、翼を持つ者達の負った『大罪』――」



ウルトリィ「た、確かにそうです。でも! 『お父様』って……」



カミュ『――最初は違った。“私”はお父様を殺してあげたかった』

    『苦しくて、哀しくて……自分で自分を止められなかったお父様』

    『だからお父様は願った“我を滅せよ”と……なのに、私では駄目だった』

    『私に出来たのは、お父様を一時的に封印する事――』

    『……封印をしようとしたその時、“オジサマ”が現れた』

    『“アマテラス”で焼けた身を、お父様は癒したかった。
     だから契約をして、これまでと違う別の憑代と共に日々を過ごした』

    『そしてお父様は“二人の憑代”を持ったまま、私に封印された――』



カミュ『あの時は、こんな状況になるなんて、思ってなかった』

    『だけど、今は感謝してる』

    『……偶然が重なって、ようやく“好機”が訪れたから』



ウルトリィ「――! まさか貴女様は」



カミュ『……さよなら、お姉様』


 キュイン キュイン キュイン… シュバッ!!


 カッッ! ゴオオオオ…………


光球が『転移』して、一秒にも満たない後に、分身の光柱が天を穿つ……

それを認識したのは、攻撃をした分身と……


ゴロー(……ぎりぎりだった)フゥ


彼だけ、だった。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/1072.02 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice