過去ログ - 少年「うああ!襲いくる!あれが噂の紫ババアだ!」
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:08:06.26 ID:lNvkrDcIO
少年「うああああ!!」
紫ババア「キシャアアアア!!!」
身近に迫ってきた死という未知なる恐怖を前にして、少年は絶叫した。
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:09:00.50 ID:lNvkrDcIO
『しげ坊、こっちにおいで』『お前はいい子だねえ』『嘘はついちゃいけないぞ』
『つまりここの数式をこうするとこうなりますね』『桜さん、また提出物を忘れたんですか』『『『アハハハハ』』』
『藤木!お前なに笑ってんだよ!!』『あたしゃあんたにだけは笑われたくないよ!』『引っ込めヒジキ!』
『引っ込めブー!』『『『ひっこーめ!ひっこーめ!』』』
『うわ……藤木が全身金色で登校してきた……』『なにあれ引くわー……』
以下略
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:09:38.34 ID:lNvkrDcIO
紫ババア「あんたらがババアババア言うからだろうがあああああああああああ!!!!」
少年が絶叫と同時に死を覚悟して立ち止まった瞬間、紫ババアが始めてはっきりと言語と認識できる言葉を吐いた。
少年の心臓が一瞬跳ね上がり、全身が雷に貫かれたときのように固まる。
以下略
15
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:10:11.43 ID:lNvkrDcIO
少年は当初は絶句し振り返ることすらできず、ただ、背後の妖怪の哀しき心情の吐露を聞くだけであった。
ただ、時間が経過するに連れてそこに驚愕と恐怖以外の、まったく別の感情が入り混じりつつあった。
同情。
深い絶望に迷い込んだ哀れな霊の境遇に対する同情心が、彼の歯の震えを止めた。
頭に血が登り、脳が膨れ上がり、恐怖心を押さえ込む。
以下略
16
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:10:43.35 ID:lNvkrDcIO
少年「……僕だって」
紫ババア「……」
少年「僕だって……同じだよ」
以下略
17
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:11:16.60 ID:lNvkrDcIO
少年「……いや……」
少年「確かに明日もいじめられるだろうけど」
少年「これまでとは絶対に違ったものになるから」
以下略
18
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:11:49.32 ID:lNvkrDcIO
紫ババア「……そう」
紫ババア「……青いわね」
少年「だろうね」
以下略
19
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:12:47.24 ID:lNvkrDcIO
少年「……ほら、変われたろう。僕がこれだけクサい長セリフを吐いたのは始めてなんだから」
少年は、星屑が覆い始めた夜空を見上げた。その瞳は、紫娘と同じ目をしていた。
そこで彼は、自身の蒸気していた頭から血がすでに引いており、興奮のために真っ赤に腫れ上がっていたはずの唇が、また元の色に戻っているだろうことを想像した。
以下略
20
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
2012/07/05(木) 00:18:48.12 ID:lNvkrDcIO
久々に押切蓮介先生の短編集を引っ張り出して読んで見たら感染的模倣状態になりまして
一時的に思考が中学生に戻ってしまいました
こんなのを三時間もかけて書いたぼくは本物の馬鹿です
夢は突然ハイテンションになるのと自己紹介癖を治すことです
こんな駄スレ立ててしまって申し訳ありませんでした
21
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/07/05(木) 04:10:23.44 ID:4UPeVTLDO
まあ、乙である
22
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VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/07/05(木) 08:53:53.07 ID:KmEUIEEIO
キシリア様かと思ってきたのに
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