127:猫宮[saga]
2012/12/15(土) 19:06:43.25 ID:UkOXPRkn0
二人で……、かあ。
私としては憂ちゃんに支えてもらった感覚しかないけど、
二人で頑張ったという考え方はとても素敵な考えだと私は思った。
私は頷いて、憂ちゃんに笑顔を向ける。
「うん、じゃあ、そういう事にしちゃおうか、憂ちゃん」
「そういう事にしちゃおうよ、梓ちゃん」
二人で笑い合う。
多分、知り合って初めて、お互いに心の底からの笑顔を向け合えた。
やっと辿り着けた私達の笑顔の時間。
もうすぐ私達が一緒に居られる時間は終わってしまう。
『チャンスシステム』が終わるまでの時間はとても残り少ない。
でも、残り少ないからこそ、私は憂ちゃんと一生懸命に『一生に一度のお願い』を探したい。
今度こそ、心の底からの笑顔で。
……本当は。
もうほとんど見つかってるんだけどね、私の『お願い』。
その『お願い』で確定だと自分でも思う。
でも、それで決めちゃうのも勿体無いよね。
残された時間は少ないけど、まだ時間は残されてるんだから。
考えるための時間は残されてるんだから。
時間いっぱいまで憂ちゃんと一緒に居て、憂ちゃんとの時間を過ごして、
それから、完全な自信を持って、その『お願い』を叶えて貰いたいな、って私は思うんだ。
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