133:猫宮[saga]
2012/12/22(土) 19:09:14.46 ID:onoz8t/K0
▽
134:猫宮[saga]
2012/12/22(土) 19:09:43.00 ID:onoz8t/K0
そっか……。
当然だけど、学園祭は部活動の出し物をするだけの場所じゃないんだ。
クラスの出し物、学園祭のためだけに結成された団体の出し物、色んな出し物がある。
私はクラスの出し物にしか参加した事がなかったから、その辺がすっかり盲点だった。
普通はクラスか部活動の出し物……、
135:猫宮[saga]
2012/12/22(土) 19:10:09.68 ID:onoz8t/K0
「別に迷惑なんかじゃないって、ムギ。
このキノコはさ、昨日、澪に貰ったんだよ」
「澪ちゃんに?」
136:猫宮[saga]
2012/12/22(土) 19:10:45.38 ID:onoz8t/K0
「ううん、りっちゃんは優しい子だと思うの。
りっちゃん、澪ちゃんの事、すっごく大事に思ってるもん。
そのキノコだって、澪ちゃんの分も頑張ろうと思って髪飾りにしてるんでしょ?
澪ちゃんが歌の練習が出来るために、お化け屋敷とか他の事を心配させないように……」
137:猫宮[saga]
2012/12/22(土) 19:11:13.62 ID:onoz8t/K0
「幼馴染みか……。
改めて考えてみた事は無いけど、そんなに羨ましいもんなのか……?」
「うん、すっごく!」
138:猫宮[saga]
2012/12/22(土) 19:11:43.57 ID:onoz8t/K0
そうやって律さんも眩しい笑顔になって、紬さんと笑い合った。
律さんと紬さん……、大切な二人の仲間達の姿。
笑顔の空間。
笑顔の連鎖。
気付けば私も笑顔になってしまっていた。
139:猫宮[saga]
2012/12/22(土) 19:12:31.52 ID:onoz8t/K0
今回はここまでです。
>>131
140:猫宮
2013/01/14(月) 17:53:22.21 ID:OG1fw1mi0
▽
141:猫宮
2013/01/14(月) 17:54:09.87 ID:OG1fw1mi0
けれど、それはやっぱり何かが違ってたのかもしれない。
卓越した技巧を持つキャサリンさん。
音楽的な才能を持つ憂ちゃん。
二人とも私の欲しい物を持ちながら、私が望んでいた道には進んでない。
多分、私が望んでいたものとは違う何かを大切にしているから、私と違う道を進んでるんだよね。
142:猫宮
2013/01/14(月) 17:54:44.76 ID:OG1fw1mi0
「謝る必要は無いわ」
部屋の中に厳粛な言葉が響いて、私と憂ちゃんは驚いてしまった。
そう言ったのは勿論私と憂ちゃんじゃなくて、真剣な表情をしたキャサリンさんだった。
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