1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 00:21:39.98 ID:tnkDx/Zt0
『織姫! 会いたかったよ!』
『彦星様!』
『今夜は七夕だ、だから忘れられない夜にしよう』
『ええ、強く私を抱きしめて……』
監督「カーット! 良いわよ良いわよ! 嫌いじゃないわ! 特に真ちゃんは、私好みのイケメンね」
真「あ、あはは……。ボク一応女なんですけど」
涼「はぁ、何で僕が織姫やってるんだろ……。僕も男性アイドルなんですけど」
真「良いなぁ、ボクが着たかったなぁ、それ」
涼「交換します?」
監督「ダメよ! クライアントからも真ちゃんが彦星、涼ちんが織姫って注文来てるんだから」
真・涼「はぁ……」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 00:26:45.59 ID:tnkDx/Zt0
雪歩「真ちゃん! 格好良いよ! むしろ私が織姫になりたい!」
美希「ミキ的に、配役を逆にするのは正気の沙汰じゃないと思うな」
真「そこまで言う!?」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 00:31:17.12 ID:tnkDx/Zt0
真(織姫と彦星。1年に1度しか会えない、恋人たち。まるでボクとプロデューサーみたいだ)
1年前
P「真! 念願のAランクアイドルだ!」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 00:37:13.44 ID:tnkDx/Zt0
P「あのな! 真……。良く聞いてほしいんだ」
真「な、なんですか? 急に改まって」
P「いきなりのことで驚くかもしれない。だけど今言わないと、真がどこかに行ってしまいそうな気がして……」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)
2012/07/08(日) 00:41:42.89 ID:Wuqqp3lA0
ほぅ、続けたまえ
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 00:43:03.15 ID:tnkDx/Zt0
真「じゃ、じゃあ! 証拠! 証拠見せてください。ボクのことが好きだってんっ……」
P「んくっ、これが証拠だよ」
真「プロデューサー」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 00:51:32.89 ID:tnkDx/Zt0
社長「君たちがなぜ呼ばれたか、分かるかね?」
真「ボクのアイドルランクが下がったことですか?」
社長「うむ、その通り。Aランクアイドルであり続けることは確かに難しい。だからと言って、一気にここまで下がりこむものでもない。そうだろう、君」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:02:45.56 ID:tnkDx/Zt0
社長「だが、そうは言ったものの、私にとって君たちは息子と娘のようなものだ。だから、1つチャンスをやろう」
真「チャンスですか?」
社長「うむ、私も現状をなぁなぁにしたくない。それに、君にもそろそろ次のステップを踏んでもらおうと思っていたところだ」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:06:25.52 ID:tnkDx/Zt0
真「ねぇ、プロデューサー」
P「なんだ、真」
真「アメリカに行くんですか?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:18:29.07 ID:tnkDx/Zt0
P「真はさ、みんなに認めてもらいたくて、頑張って来たんじゃないか。俺がそれを、邪魔してしまったのかな? そう思うと、自然と涙が出てきてさ」
真「違う! 貴方は悪くない!」
P「情けないよな、俺。いい歳してるのに、好きな子1人守れやしなかった」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:22:20.08 ID:tnkDx/Zt0
P「本当に織姫と彦星になっちゃったな」
真「へへっ、そうですね。もちろんボクが、織姫ですよね」
P「ああ、俺にとっては真だけが織姫さ」
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:24:54.72 ID:tnkDx/Zt0
真「それじゃあ行きますよ」
P「ああ」
『ダーン!』
13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:32:31.04 ID:tnkDx/Zt0
真「はぁ、今日も疲れたぁ……。そう言えば、今日七夕なんだよな。あっ、短冊飾ってる」
『早くイケメンになりたいです』
『鈍感なあいつが振り向いてくれますように』
『ママがもっとお小遣いくれますように!』
14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:35:24.96 ID:tnkDx/Zt0
?「この短冊は、願いが叶うようだな」
真「え? プロデューサー?」
P「そう、俺だ。ってわぁ!」
15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:38:49.33 ID:tnkDx/Zt0
P「ぜぇ、ぜぇ……。ここまで来れば、安全だな」
真「えっと、プロデューサー?」
P「なんだ、真」
16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:42:32.27 ID:tnkDx/Zt0
P「これも、社長に感謝しないとな……」
真「へ?」
P「あっ、こっちの話。だから、日本にいれる時間は短い。明日になれば、またアメリカに飛ばないといけないし」
17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:45:47.86 ID:tnkDx/Zt0
真「え、えっと……、どうですか?」
P「可愛い……」
真「か、可愛いですか!?」
18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:50:07.45 ID:tnkDx/Zt0
真「高そうなお店ですね」
P「まぁ値は張るかな。気にするな、今日ぐらいは俺が持つよ」
真「ええ!? 絶対奢れる額じゃないですよ!」
19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:54:07.81 ID:tnkDx/Zt0
P「って乾杯するの忘れてたな」
真「うっ、それはボクががっつき過ぎって言いたいんですか?」
P「違うよ。こんなに美味しいんだ、色気より食い気に走るのも分かるさ」
20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 01:57:12.51 ID:tnkDx/Zt0
真「美味しかったですね! 食べ過ぎて太っちゃったかな……」
P「俺の財布は軽くなったぞ……」
真「さて、彦星様はどこに連れて行ってくれるんですか?」
21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/08(日) 02:11:20.25 ID:rErOVrDd0
P「さぁ、着きましたよお姫様」
真「わぁ! 星がいっぱい!」
P「ここはさ、お気に入りの場所なんだ。こうやって星を見ていると」
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