31:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(中部地方)[sage]
2012/07/15(日) 13:39:05.06 ID:PJxiRhKEo
親に聞かれたか?
32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:39:31.12 ID:Hnia8WO7o
「お前ってさ」
「はい?」
33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:40:07.59 ID:Hnia8WO7o
「あんまり馬鹿なこと言わないでください。それから、何度も言わせないでください」
彼女ははっきりと言った。
34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:40:33.32 ID:Hnia8WO7o
「でも、やっぱり二股は、いやかも」
と、彼女は前言を翻す。
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:41:05.09 ID:Hnia8WO7o
「……保留だ」
「はい?」
36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:41:32.74 ID:Hnia8WO7o
「な……!」
幼馴染が目を見開いてこちらを見た。扉に向かい合って、体育座りしている。
37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:42:14.81 ID:Hnia8WO7o
「……なんで着替えてるの?」
「だから、どうして残念そうなんですか。……というか、きみが言ったんですよ、準備しておけって」
38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:42:40.64 ID:Hnia8WO7o
「……あの」
「うん」
39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:43:06.68 ID:Hnia8WO7o
小柄だから、彼女の身体は俺の胸の内側にすっぽり収まった。
仕方ないや、と俺は思う。後ろから手を回して、俺は彼女の頭を撫でた。
こんな状況、こんな状態で、なんらかの形で気持ちを返さないというのは、どう考えても卑怯だった。
40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:43:32.85 ID:Hnia8WO7o
今なら何をしたって楽しめそうな気がする。
でも、今はまだ保留だ。……考えてみれば、それってすごく俺に都合の良い状況じゃないか?
俺は溜め息をつく。でもいい。仕方ない。他の手段を選べる奴がいるか?
いない。
41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/07/15(日) 13:44:04.27 ID:Hnia8WO7o
つづく
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