過去ログ - 俺の妹がこんなに可愛いわけがないSSスレ Part.13
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901: ◆k4qYXRI5uY
2012/10/20(土) 01:11:53.75 ID:HeVeLoH20

「……どうするよ」

俺が問いかけると、加奈子は赤い顔をブンブンと振って話しはじめる。

「ま、まぁどうするもこうするも、まずは携帯で皆に集合場所を連絡しておちあうってのが無難なんじゃねぇの?」
「……!!」

俺は思わず加奈子のデコに自分のデコを当てた。こいつがこんな的確な指示を出すなんて、なんかの病気か?

「っ、な、なにすんだ!?」
「いや、だってお前がこんな的確な指示だすなんてさぁ…、なんかの病気じゃねぇの?」
「じゃねぇよ!!」

デコをくっつけあいながら唾をとばしあう。
加奈子は喋っている間もどんどんと際限無く顔を赤くしていった。
ついに限界がきたのだろう、加奈子はリンゴの様になった顔を自分から離した。

「い、いつまでくっつけとくつもりだよ」
「おおう? わ、わりぃ、忘れてた」

俺は加奈子に指摘されて、今更ながら恥ずかしくなってくる。自分の顔が赤くなっていくのが分かった。

「ま、まぁとにかく連絡だな」

どちらにともなく互いにコクコクと頷きあい、俺はポケットから携帯を取り出した。
とりあえず冷静そうなあやせに連絡。沙織とどちらにしようか迷ったが俺の気分(ていうか趣味)的にあやせの方が良かったので先に連絡した。
すぐにつながりあやせの声が耳元のスピーカーから大音量で聞こえた。

「お、おおお、お兄さん!? 今どこですか!? 他の人といかがわしいことしてないですか!?」
「何故今そんな質問!? してるわけねぇだろ!」

思わず大声でつっこむ。
訂正、あやせは全く冷静じゃなかったようだ。

「本当ですか!? 大丈夫ですか!?」
「よし、OKだあやせ、一旦落ち着こう。はい、深呼吸。」
「すうー、はぁー…ふぅ、なんとか落ち着きましたぁ。ありがとうございます、お兄さん」
「いやいや、なんのなんの」
「よし、それでは再度聞きますね、お兄さん。…いかがわしいこと、していないですか?」
「俺どこまで信用無いの!?」
「今更そんな事聞く意味無いじゃないですか」

…そうですね。

「ま、まぁとにかく、集合する事が先決だ。」
「むぅ、まぁ…そうですね」
「よし、じゃぁ集合場所を言うからそこに集合な」


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