過去ログ - 将軍「久しいな」剣士「めんどくせぇつってんだろ!」
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:07:38.29 ID:2/m7fxR+o
将軍「え」
護衛「貴様、将軍に向かって何だ、その口の利き方は!」
剣士「いや、あのさ。俺は人間が嫌いだからこんな山奥に引きこもって暮らしてるわけ」
将軍「はぁ」
剣士「そんなところにね、『私いかにも偉いです』みたいな勲章いっぱい着けた人がお忍びで来ると、もうダメなんですよ」
剣士「俺の静かな生活は木っ端みじんなんですよ」
剣士「しかも『久しいな』って、昔の知り合いみたいな顔でやってくるよね?」
将軍「みたいな……とは酷いな。一応知り合いだろうに」
剣士「それまで一切音沙汰なかったのに?」
将軍「いや、それは……すまない。連絡もなしに押しかけたのは謝る」
剣士「どうせあれでしょ? 『お前のような凄腕の剣士が、こんな貧しい生活……』みたいなこと言うんでしょ?」
将軍「えぇー……」
剣士「いい大人が自己責任でやってることなんだから、放っておいてもいいじゃないかな!? かなぁ!?」
将軍「落ち着け!」
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2
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:11:19.12 ID:2/m7fxR+o
※業務連絡
お疲れ様です。下記の話を書いたものです。鳥つけてみました。
そんなに長くはないですが、今日は導入部のみで。
よろしくおねがいします。
以下略
3
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:12:40.86 ID:2/m7fxR+o
剣士「というわけで、お引き取り下さい」
将軍「そうか……久しぶりに酒でもと思ったのだがな……」
護衛「将軍、こんな奴まともに相手をする必要は……!」
以下略
4
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:13:50.13 ID:2/m7fxR+o
将軍「そんなつもりはない。少しだけ酒を飲むだけだ」
剣士「……本当に?」
将軍「本当だ。なんなら昔の話はしなくてもいい」
以下略
5
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:15:04.66 ID:2/m7fxR+o
――キュポン
将軍「ま、一杯……」トクトク……
剣士「どうも……じゃぁ、ご返杯トクトク……
以下略
6
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:16:22.23 ID:2/m7fxR+o
剣士「またむやみに良い酒を持ってきたもんだな」
将軍「土産だからな。気に入ったか?」
剣士「たまに飲む分にはな。毎日飲むと命が縮みそうだ」クイッ
以下略
7
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:17:24.94 ID:2/m7fxR+o
剣士「はぁ……」
剣士「? ……なにやってんだ。男2人で絡み合って」
護衛「あ、いや。これは……」
以下略
8
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:18:31.22 ID:2/m7fxR+o
剣士「ったく、面倒臭くってこんな不便なところに引っ越したのに、結局あまり変わらないもんなぁ」
将軍「仕様があるまいよ……それはそうと、護衛」
護衛「は、はっ!」
以下略
9
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:18:57.90 ID:2/m7fxR+o
護衛「か、数々のご無礼、どうぞお許し下さい!」
剣士「お、おう」
護衛「いかなる処断も受ける所存にて……」
以下略
10
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:19:52.50 ID:2/m7fxR+o
将軍「だが、少し安心したよ、剣士」クイッ
剣士「なにが?」グビッ
将軍「人里を離れて独りで暮らすと聞いたときは心配したが……思ったよりも楽しげだ」トクトク……
以下略
11
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:20:52.86 ID:2/m7fxR+o
――○年前 南の戦場
少尉(後の将軍)「くっ、押し返せないか……退却だ!」
兵士1「了解しました! 全軍退却!」
以下略
12
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:22:01.04 ID:2/m7fxR+o
少尉「何者だ!?」
剣士「援軍だ」
兵士1「援軍? 他はどうした? 一人じゃないか」
以下略
13
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:23:44.29 ID:2/m7fxR+o
将軍「……退却した私たちが見たのは、先に退却して待ち伏せを受けた部隊の死体……そして、夥しい数の折れた剣、それだけだった」
将軍「待ち伏せがあったのは事実だったのだが、敵の部隊は撤退していたんだ」
護衛「全て一人で……?」
以下略
14
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:25:22.34 ID:2/m7fxR+o
将軍「お前があの日助けた人数は、私たちの小隊を含め、2個師団相当、約2万聞いている。あの作戦に参加していた部隊の8割だ」
護衛「え!?」
将軍「確保した退却路は実に6つ。分散して展開し、敵を包囲としていたところを逆手に取られて、各個撃破されていたところだったからな」
以下略
15
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:26:57.08 ID:2/m7fxR+o
護衛「ハァ、ハァ……」グッタリ
将軍「オリハルコンとアダマント、ミスリルを折り重ねて鍛えた一品……か」
将軍「国王との間で直々に、そして極秘にやりとりが交わされたので、私はその場に居なかったが」
以下略
16
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:28:40.28 ID:2/m7fxR+o
将軍「後で聞いたが、かなり手間をかけたらしいな。鍛冶に長けているドワーフたちに話を付けて、最高級の素材で作ったそうだ」
将軍「あの剣一本で、それなりの屋敷が二、三軒は建つらしいぞ」
剣士「過ぎたモノだよ。今思えば高くついた。おかげで国王様の依頼はしばらく断れなかったからな」
以下略
17
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:29:38.48 ID:2/m7fxR+o
将軍「ははは、確かに。そう言えば、そのドワーフだが、最近不穏な噂があってな……」
剣士「あ」
以下略
18
:
◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/20(金) 20:31:04.10 ID:2/m7fxR+o
本日は以上です。
続きは明日か、明後日か、土日の間には完結する予定。
19
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
[sage]
2012/07/20(金) 20:34:20.04 ID:X0eXgNYSO
>>1
乙。…短くないか?もういっそ1000まで行こーぜ勿体ない
20
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(不明なsoftbank)
[sage]
2012/07/20(金) 20:45:29.56 ID:efTD518to
>>2
既視感を感じたとおもったら
やっぱりか
なんか面白く無いとまでは言わないがちょっとワンパターンじゃね?
21
:
VIPにかわりましてNIPPERがお送りします
(大阪府)
[sage]
2012/07/20(金) 20:51:13.44 ID:nR2cqQtxo
>>19
二日で1000行くんだろ
おつおつ
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