過去ログ - 将軍「久しいな」剣士「めんどくせぇつってんだろ!」
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◆ClmoeYz2r6
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2012/07/21(土) 01:24:29.52 ID:yEmb1SP8o
剣士「誰も見ていない状況で、あなたは焦った。このままでは死んでしまうかもしれない。もしかしたら、もう死んでしまったかも。医者を呼ばなきゃ……」
剣士「あなたが、彼を見たのはこのときが最後だ。それ以降は診療所に入院、面会謝絶だったから、実際に腕をなくした姿を見ることはなかった」
剣士「しかし、医者に言うにしても、正直に言ったら罪に問われてしまうかもしれない。だから、あなたはこう言った」
以下略
58
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:25:19.42 ID:yEmb1SP8o
――1時間後
護衛「……地元官吏への引渡し、完了しました」
剣士「ご苦労さん」
以下略
59
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:27:49.12 ID:yEmb1SP8o
剣士「被害者本人を直接見たときだ」
剣士「実際に見ると、腕がないのと頭への打撲以外には『たいしたケガがない』という話だった」
剣士「でもな。獣が肉を噛み千切るときは、当然、前足で獲物を押さえつけるはずだ」
以下略
60
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:29:06.35 ID:yEmb1SP8o
――同時刻、診療所
鍛冶1「……そうでしたか。捕まりましたか」
医者「うむ。2人とも、お前さんに謝っておったよ」
以下略
61
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:31:06.52 ID:yEmb1SP8o
『(……ここは)』
『(そうか、突き飛ばされて……うぅ、岩で頭を打ったのか、体が動かない……)』
『…前が、お前……いんだ……』
以下略
62
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:34:41.04 ID:yEmb1SP8o
――数日後 王都 将軍執務室
護衛「……かなり難しい案件と思われます。怪我の程度としては、『腕の切断』の方が大きいのですが」
護衛「しかし、『頭部への打撲』がなければ、『腕の切断』もなかったとも言えるため、両名の罰については現在議論中であります」
以下略
63
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:38:19.55 ID:yEmb1SP8o
剣士『俺にはそれができるから、やるだけだ』
将軍「……できないことはやらない。だから、責任なんか取れないことには手を出さない」
将軍「だが、それは裏を返せば『できると思ったことは、やらずにはおれない』ということだ。それが、あれの本質なのだよ」
以下略
64
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:38:56.81 ID:yEmb1SP8o
剣士「あー、だるい……やっと帰ってきたよ……マイ・ホーム……」
剣士「……人の気配がする」
剣士「あいつらか」
以下略
65
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:40:17.42 ID:yEmb1SP8o
女侍「書置きは見ましたよ。大変でしたね」
剣士「おう、めんどくさかった……」
女侍「所用で家を空けておりましたからね。お手伝いできなくて申し訳ありませんでした」
以下略
66
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◆ClmoeYz2r6
[saga]
2012/07/21(土) 01:43:39.96 ID:yEmb1SP8o
女侍「そちらの包みは?」
剣士「お土産。ほらほら、ドワーフ印の剣ですよー」
女剣士「おおぉぉっ! 憧れのブランドじゃないか! この長剣っ……羽のように軽い!」
以下略
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