過去ログ - まどか「未来から来た私の子供!?」
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24: ◆Y9E2ABw2YKVM[sage saga]
2012/07/21(土) 21:59:04.47 ID:X9vlZUyI0
まどか「……」ツーン
女の子「もー、いい加減に機嫌を直してくださいよー」
立場は一転。今度は女の子が私を宥める側にまわって数分。
私は騙された怒りから彼女の言葉を全て無視していました。
まどか怒りのスルーです。
女の子「別に騙してたわけじゃないんですよ? 泣いてたのは本当ですし」
違います。彼女の涙は本当の涙じゃありません。本当の涙っていうのは、なんかこう……。
……とにかく、彼女の涙は真の涙じゃないのです。
っていうかいい加減に心を読むのは止めてほしいです。
女の子「ごめんなさいー。許して下さいよー。
私はあなたのママから教えられたことを実行しただけなんですからー」
まどか「え?」
今この子、なんていったの?
私のママ?
女の子「だから私はあなたのママ。私からしたらおばあちゃんですね。から教わったことをただやっただけなんですよ?
詢子さんが言ったんですから」
女の子「女が自分の意見を通したいときは泣いてみるのも一つの手よ。って」
うわぁ……。確かにママならいいそー……。
だけど、この子どうしてママの名前を知ってるの……。
まさか本当に未来の……?
いやいや、名前くらいいくらでも調べようが……。
でも、なんで私の家族のことなんか調べて……。
まどか「……」
さすがの私もこの子の異質さに気づき、警戒心が芽生え始めました。
遅すぎるだろ。っとか言ってはいけません。
女の子「……なんか、本当に怖がられちゃったみたいですね」
女の子の方も、私の警戒を感じ取ったのか、態度を改めて私に対峙します。
まどか「あなた……。本当になんなの?」
まさか本当にヤバい子なのでしょうか。今までは私と年の近い女の子。
そして若干言葉に棘があるけれど、不思議と人を安心させるような雰囲気や、親近感のようなものを感じられたから危ない子ではないと考えていました。
だけど、これはいくらなんでも怪しすぎます。
女の子「……仕方ないですね。信じてもらう為です。どうせあなたには見てもらわないといけないんだし……」
女の子はそう呟くと、自分の左手を私に見えるようにかざしました。
まどか「な、なに?」
女の子「私の中指にある指輪、わかりますか?」
彼女の言葉に私はその指輪を注視する。
一見なんの変哲もない指輪に見えるけど、これがなんだというのでしょうか。
まどか「これが、なんなの?」
彼女の意図が読めず、私は彼女の顔を窺うように目を向けます。
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