過去ログ - 一方通行「ゲルテナ展だァ?」
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139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/02/01(金) 10:01:55.74 ID:HnWDvWEg0

UN「ン? ああ何だ、小さい方か」

打止「……誰なの? ってミサカはミサカは謎すぎる上に怪しいあなたに問いかけてみたり」

UN「さあ。UNKNOWNだからUNらしいけど、それだけ。つーかお前こそさぁ、オレらの邪魔してンのに気づいてる?」


UNは冗談のように言った。
打ち止めはUNの奥に、壁に寄り掛かるような体勢で居る一方通行を見て、


打止「……ッ!!」


彼女にしては珍しく、激しい感情を露わにしていた。


UN「興味ねえンだけどなー。っつーかオレが悪いって事になンのかね?」


本当に興味なさげにUNは言う。
そんな火花散る二人を見ながら、一方通行は思う。


一方(最悪だ)


未知すぎてわからないような相手だ。命の危機、それが避けられない。
なのに、残り2枚となった小さな『命』はいうことをきかなくなっている。
全身に力が入らない。

一方(クソ、どォする……ッ!?)


打止「あの人に、何したの」


打ち止めは問う。
青く光が舞う。


UN「ちょっと遊ンでただけだろ? 仲間はずれが嫌だったンならお前もやる?」

打止「ふざけないでっ!! ってミサカはミサ」

UN「ふざける、ねえ」


UNは笑って言う。
どこか寂しげに、


UN「お前、これがただの薔薇だと思ってンなら幸せ者だな。だからその幸せなまま散ればいい」


そう、打ち止めの赤い薔薇に手を伸ばした。
直後、




一方「……終わりだ」



一方通行はその背中にぴったりと銃を押しつけていた。



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