過去ログ - P「拙者はぷろでゅーさでござる」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[sage]
2012/07/29(日) 01:07:55.74 ID:rxNWLLFR0
小鳥(ピヨヨ……今日も徹夜かしら)
プロデューサー不足により、仕事も取れない。レッスンの日だけが日に日に増えていき、スケジュールボードは『レッスン』の文字のみ。
だからと言って、暇なわけでもない。
いや、アイドル達は暇なのだけれども。事務員に取ってはレッスン費用や、また仕事探し。やることは沢山ある。
しかし、何故こうもすぐプロデューサーが辞めてしまうのか。
765プロの社長が直々に面談を行なって、確かに『微妙な顔』をしていたこともあった。だが、『ティン』とキタ!と叫んだ人も居た。
しかし、誰しもが1ヶ月足らずで辞めてしまう。
理由は簡単であった。
一言で言ってしまえば『雰囲気』である。
最初に雇った人が2ヶ月程度で辞める。理由は『合わなかった』という。
次に雇った人は1ヶ月近くで辞める。理由は『想像と違う』という。この時点ですでにアイドル達は不信感が抱く。
そして最悪だったのが、その次に雇った人だ。たった2週間で辞めてしまった。
念を押して面談をしたのも関わらず、最初見せたヤル気はたちまち果てて、挙句の果てには『プロデューサーってアイドルとイチャイチャできるもんかと思ってました』などと公言する。
さて、するとどうだろう。アイドル達のプロデューサーという印象が極端に悪くなってしまい、その次に雇った人に辛く当たる。
真面目で健全そうな良青年もその自信を無くし、さらに短い期間で辞めてしまった。
そうしてできる負のスパイラル。プロデューサーがいない時にはアイドル達は笑顔を見せ、プロデューサーが来ると雰囲気が悪くなる。
こうなってしまえば、手の付け所がない。
彼女達に注意しようにも、すでに悪いレッテルがはられたプロデューサーの信用と信頼は早々簡単に取り戻せない。
小鳥「はぁ……困ったわ……」
今日もため息を吐きながら歩き、この状況を打破できる策を考えようとするが結局それが思いつくことなく仕事場にたどり着くのだ。
このままでは765プロは確実に崩れる。そんな危機的な状況で、彼女らはあの男と出会ったのだ。
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