2: ◆b5KTejaQ5w[saga]
2012/08/01(水) 00:54:02.69 ID:Jq49qZGzo
丸いレンズの眼鏡をかけた少年が一人、俯きながら比較的空いている電車の席に座っていた。
青みの強いジーンズを履き、黄色いシャツを着た上に、黒のジャケットを羽織っている。
ジャケットの前は開いており、黒とは対照的な黄色が覗いていた。
彼には昔からの友人がいた。しかし、今の彼を旧友が見ても恐らく分からないだろう。
3: ◆b5KTejaQ5w[saga]
2012/08/01(水) 00:55:38.46 ID:Jq49qZGzo
***
電車から降り、改札口から出てから10分は経っただろうか。
彼は駅の入口を眺めていた。すると、彼は目的の人物を見つけたようで、
4: ◆b5KTejaQ5w[saga]
2012/08/01(水) 00:56:59.87 ID:Jq49qZGzo
ジャイアン、本名「剛田武」は、この少年、「野比のび太」のの変わり様に少し驚いていた。
どこかのっぺりとしていてお世辞にも格好いいとは言えなかった髪は、
ショートヘアと呼べる範囲だが伸ばされ、整えられており、常時短パンだった筈の彼が、
今では質のいい長いジーンズを履いている。
5: ◆b5KTejaQ5w[saga]
2012/08/01(水) 00:58:47.45 ID:Jq49qZGzo
ジャイアン「 のび太が勉強できる様になったと思ったら、急に行っちまってびっくりしたぜ」
その話し方は、賞賛と感心を多いに含んでいた。
「のび太がしっかり勉強できる様になったのでドラえもんが未来に帰った」
という話は聞いていたが、あの難関校だらけの学園都市の中学校に編入する程とは思っていなかったからだ。
6: ◆b5KTejaQ5w[saga]
2012/08/01(水) 01:11:10.23 ID:Jq49qZGzo
のび太「で、その原石ってなんなの?」
ジャイアン「なんだか最初から能力を持っているんだとよ。」
のび太「へえー、初耳だよ。羨ましいなあ。僕なんかさんざん能力開発受けないといけなかったのに」
7: ◆b5KTejaQ5w[saga]
2012/08/01(水) 01:15:55.79 ID:Jq49qZGzo
彼は第三学区のホテルの正面に来ていた。
のび太には似つかわしくない、どちらかといえばスネ夫に似合いそうな高級ホテル。
しかしのび太は入り慣れているのか、平然と自動ドアを通り、エントランスでなにやら身分証のような物を見せ、
その後でエレベーターに乗った。
8: ◆b5KTejaQ5w[sage]
2012/08/01(水) 01:20:47.18 ID:Jq49qZGzo
今回の投下は完了です。
うわあ…自分のSSって見るとこんなに寒いもんなのか…これはひどい
文書力の無さや改行ミスで見苦しい部分があったにも関わらず読んでくれた方々。
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[sage]
2012/08/01(水) 01:26:53.63 ID:EORYbUQs0
これは[たぬき]を作ったのはのび太だったエンドのやつか
発想は良いと思う
科学が共通してるし魔術も劇場版のとんでもがあるから
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/01(水) 01:36:24.90 ID:LyRkgxZIO
いや面白いよ
11: ◆b5KTejaQ5w[sage]
2012/08/01(水) 02:17:48.18 ID:Jq49qZGzo
>>6
> のび太は冷静に自分なり正しい意訳を考え出し、そっと頭にしまいこんだ。
×自分なり
○自分なりの
12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大分県)[sage]
2012/08/01(水) 03:19:36.09 ID:jFmvPJrJ0
おもしろい
続けろ
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