過去ログ - 照「清澄にも麻雀部はあるのか・・・」【咲-saki-】
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tell you that I love ...(8-4)
[saga]
2012/10/20(土) 23:21:43.95 ID:uycWguwY0
-side 竜華-
怜が倒れた・・・
私のせいや・・・
「ごめんな、竜華。宥姉ちゃん」
宥ちゃんと一緒に怜を保健室まで運ぶ
とりあえずは大丈夫そうやけど・・・
「結局今日もお世話になってもうたね、先生」
「そろそろ専用のベッドを発注しようか迷うところです」
「ええなぁ、ふかふかのにしてや」
「ノーウェイノーウェイ」
冗談を言いながら、怜は自分でベッドに潜り込んだ
そして毛布を頭からかぶった
「棄権になるんかな・・・」
毛布でこもった声は、震えていた
「100点でもええって言われとったのに、それすらできんとか・・・・最低や」
「怜・・・」
「私なんかが出たら、あかんかったんや」
泣いとるんか
怜、ほんま・・・ごめんな・・・
「先生、宥ちゃん、悪いけど二人きりにせてくれへん?」
先生と宥ちゃんが顔を見合わせて、頷いた
「何かあったら呼んでくださいね」
「怜ちゃん、あんまり落ち込まないでね」
そう言って、二人はすぐに出て行ってくれた
ありがとうな
「なあ、怜」
「なに?」
あやうく聞き逃しそうなくらい小さな声
「怖かったか、神代に変なもん見せられて」
毛布の上から怜の背中をなでる
「・・・竜華。オーラスに助けてくれたの、ほんまに竜華?」
「ほんまやで。ごめんな、すぐに助けてあげれんくて」
「なんで?」
怜が毛布から顔を出した
涙ですでにぐちょぐちょになっていた
ほんまに怖かったんやな、怜
そんで、悔しいんやろうな
ごめんな、ごめんな・・・・
こんな思いさせて、ごめんな
「なんでそもそも、助けにこれたん?」
「・・・怜、今まで言わへんかったけど」
ひと呼吸置く
臆病な私の、告白が始まる
「もともと、怜の1巡先を見る力、私のものやったんや」
「・・・・え?」
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