182:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2013/04/04(木) 12:01:42.40 ID:JfLXafrho
 健夜『恒子ちゃん、これが駆け引きって言うんだよ』 
  
 恒子『???』 
  
 健夜『さっきの話ちゃんと聞いてた!? 
    切り札を持っていながらあえてそれを使わない。 
    この局で清水谷さんがやったのはまさにそれなんだけど』 
  
 恒子『一体どういう事なんでしょうか』 
  
 健夜『はぁ……臼沢さんに相手の切り札を塞ぐ力があるのは去年のインハイでも話題になってたよね。 
    だから臼沢さんの前では切り札ありきの打ち方はしちゃいけない。 
    だけど、清水谷さんは普通に打っても普通に和了れるだけの地力がある』 
  
 恒子『ほぉほぉ」 
  
 健夜「それに対して他の三人は、大きな一発がある事も意識しながら普通に打っても強い清水谷さんを相手にしなきゃいけない。 
    これって気を付けるべき事が多いから相当消耗を強いられるんだよね』 
  
 恒子『なるほど、とにかく清水谷選手がすごいって事だね!』 
  
 健夜『……まあそれで良いよもう』 
  
 七実「とにかく清水谷選手がすごいやって。今更そんな当たり前な事を言われてもなぁ」 
  
 セーラ「ですよねぇ」 
  
 七実「それを去年のマスゴミやネットのアホどもは散々叩きよってからに。 
    思い出すだけで今でも腸煮えくり返るわ」 
  
 セーラ「見た目通りに責任感の強い奴ですから…… 
     本来ならチーム全員の責任な所を、自分は部長やからって全部引き受けさせてしもた」 
  
 七実「セーラはなんも悪くない。竜華もそこは覚悟して千里山の部長になったと思うしな。 
    悪いんはいわれの無い難癖ばっか付けとったアホな連中や。 
    まあ、そういう連中が今頃手のひらクルーしてるやろうと思うと少しは溜飲も下がるってもんやけどな」 
  
 セーラ「はは! それは最高や! ネットとか普段みーひんけどそれだけは見てみたいっすわ! 
     ちょっとスマホ貸してくれませんかね?」 
  
 七実「―――しかし、時間の流れと言うのは残酷や。もう昼休みが終わる」 
  
 セーラ「マジっすか……まあ俺らは実業団選手やから最低限の仕事しかしてませんけども」 
  
 ピンポンパンポーン 
  
 アナウンス『昼休み終了5分前になりました。 
       が、社長の粋なはからいによりインカレ中継の副将戦が終わるまで昼休みを延長する事になりました。 
      『東京へ出ても千里山の清水谷竜華は大阪府民の誇りや! 精一杯応援せい!』だそうです』 
  
 ワーワー! パチパチパチ 
  
 セーラ「さっすが社長!」 
  
 七実「愛してるでー!」 
  
 南三局 一本場 
  
 塞(どうしよう……立直されたらまた塞いだ方が良いの?) 
  
 竜華「立直」バシーン 
  
 塞(また来た……! とにかくもう一度塞いでやる!) 
  
 恭子「ロン、3900の4200」 
  
 塞「……っ。はい」 
  
 恭子(すっかり呑まれとるなぁ。悪いけど稼げるうちに稼がせてもらうで) 
  
 岩手代表控え室 
  
 胡桃「塞……」 
  
 エイスリン「ガンバレ……!」 
  
 トシ(晴絵からAブロック準決勝のデータを貰ったりして、分析は十分してきたつもりだったんだけどねぇ。 
    まったく、若い子達の成長は眼を見張るものがあるさね。まあ、だからこそ面白いんだけどね。 
    さて、後半戦を塞にどう戦ってもらうか考えておくとするかねぇ) 
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