過去ログ - 禁書目録「それはきっと、幸せだった頃の夢」
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6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/05(日) 15:27:14.31 ID:lWtW5yhzo
「このおちびちゃんがまさか師匠には見えないさ。いいとこ姉弟だろう」

嫌らしい笑みを浮かべる赤い髪の神父は私の気にしていることをずばり言ってくれる。
確かに私は他から見れば若輩者なのだろうけれど、これでも一応達人級の称号を持つ魔術師だ。

以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/05(日) 15:32:10.86 ID:lWtW5yhzo
「それで、疲れてるところ悪いが……一仕事行ってきてくれないかい?」

「仕事って……どっちの?」

「まさかそれをいちいち聞く馬鹿がうちの教会にいるのか?」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/05(日) 15:37:23.33 ID:lWtW5yhzo
年は私より少し上くらい。十五、六ほどだろうか。
すらりと長いシルエットはモデルみたいだけれど、だぶついた白のシャツに、片足部分がばっさりと切られたダメージジーンズ、とどめに傷だらけの革ジャン。
アメリカのスラム街あたりにいる不良少女のようなイメージを感じさせる。もっとも、生憎と銀幕の中でしかお目にかかったことはないけれど。

今時ロンドンで東洋人なんて珍しくもないけれど長く綺麗な黒髪に一瞬目を奪われてしまう。
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/05(日) 15:53:23.40 ID:lWtW5yhzo
何も自分を卑下する訳ではない。
『この世界』の住人なら承知の上のことなのだ。
聖人が一人いれば万事それで事足りる。

なぜなら聖人の『戦闘力』は常軌を逸している。
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/05(日) 15:57:34.79 ID:lWtW5yhzo
毎度のごとく設定展開捏造の塊となっております。ご注意下さい


11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/05(日) 16:02:12.76 ID:ZsfSDOPvo


始まり方がなんかめちゃくちゃ好きだ。


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/08/05(日) 18:36:42.63 ID:M0Kl2rPIO
どのラノベに影響されたのやら




13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/08/05(日) 18:53:16.47 ID:1ze0b3IL0
よく似てるな


14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:03:04.89 ID:OTk9gfUao
続きが書けてしまったので少し遅いけど投下


15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/08/06(月) 02:04:45.83 ID:OTk9gfUao
地下鉄でタワーヒル駅まで移動した後、駅構内からロンドン塔への直通通路を抜ける。

もちろん非公式の、一般人には知られていない秘密の抜け道だ。
地下鉄が開発されるよりもずっと前からある道で、狭い左右の壁は古めかしいレンガと漆喰で固められている。
天井付近に点々と並ぶ電灯もケーブルがむき出しの無骨なもので、じめっとした冷たい空気が毎度の事ながら不愉快ではあるのだけれど――。
以下略



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