131:1
2012/08/17(金) 21:27:10.42 ID:UsZuckHV0
姉「・・・・・・」
今朝あったばかりの姉のほうが黒いものがあふれ出ているほうへと歩いていた。
132:1
2012/08/17(金) 21:28:20.58 ID:UsZuckHV0
【路地裏】
四月一日「うっ・・・くそ、なんて匂いだよ」
133:1
2012/08/17(金) 21:28:59.37 ID:UsZuckHV0
四月一日「・・・・・・」
目前にはT路地。黒いものは左手からあふれ出ている。
134:1[saga]
2012/08/17(金) 21:30:14.20 ID:UsZuckHV0
人が殺されていた。
135:1[saga]
2012/08/17(金) 21:36:39.04 ID:UsZuckHV0
*グロ注意?
四月一日「・・・・・・っ!」
136:1[saga]
2012/08/17(金) 21:43:25.36 ID:UsZuckHV0
目をそらしたかった。
目がそらせることができなかった。
だからかもしれない。
137:1[saga]
2012/08/17(金) 21:45:12.80 ID:UsZuckHV0
龍之介「そう簡単にあんな風に綺麗に殺せないしさ」
改めて子供を見る。傷口が綺麗にぱっくりと裂けていた。
四月一日「・・・よくわかりましたね」
138:1[saga]
2012/08/17(金) 21:47:43.33 ID:UsZuckHV0
じゃあ
じゃあ
じゃあ
139:1[saga]
2012/08/17(金) 21:55:22.33 ID:UsZuckHV0
四月一日「どうしてこんなことをしたんですか」
この子供の無残な姿や、テレビで見た遺族のインタビューを思い浮かべる。
どれも同情せずにはいられない。
だから問わずにはいられなかった。
140:1[saga]
2012/08/17(金) 22:06:13.19 ID:UsZuckHV0
龍之介「だいたいさ。どいつもこいつも毎日毎日くっだんねー平凡で代わり映えのない人生歩んでんだろ。
でもさ、死ぬ瞬間だけは違うんだよ。
一風変わった人が、死ぬ瞬間はあっけなくつまらなく死ぬことだってある。
ふだんつまらない平凡そうなやつが、死にぎわに意外な行動をとることだってある。
誰かを殺す瞬間だけは、普段では全く知りえないことを得ることができるんだよね。
141:1[saga]
2012/08/17(金) 22:11:17.02 ID:UsZuckHV0
四月一日「一つだけ聞かせてください」
龍之介「ん?」
これだけは聞かなくてはいけない。
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