494: ◆7usAPPBzDI[saga]
2012/09/19(水) 00:24:56.11 ID:3Xtw6mOF0
小次郎「何故そこまで迷う」
四月一日「正直残りたい、です。でも・・・」
そもそもアインツベルン城に士郎を助けに行こうと言い出したのは四月一日自身なのだ。残ってアーチャーを手助けしたいという気持ちは
はっきりとある。
しかし、したいか出来るかは別問題。俺が残ってもあのバーサーカーを相手にどうこうできるとは思えない。
それにこれは俺だけの問題ではなかった。
四月一日「佐々・・・アサシンは、どうなんですか」
小次郎「私か? 四月一日の意思に従う、ではならんか」
四月一日「俺だけの意思で決める訳にはいきません」
小次郎「そうか」
相手の意思を無視して自分の意思を通すのは、強さではなく傲慢だ。
普通に考えて、Aランクより下の攻撃を受け付けず、12通りの方法で殺さないといけない脅威に好き好んで挑むような自殺願望の持ち主は居
ない。
だから俺は残りたいと主張することを戸惑ったのだ。俺がそう選択するということは、問答無用で佐々木さんを巻き込んでしまうことなの
だ。だからここは士郎たちと共に撤退しようと佐々木さんに告げたようとしたところで・・・
四月一日「アサ、シン?」
佐々木さんは腰に差していた新しい刀を抜いていた。
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