過去ログ - インデックス「フィアンマに、安価で恩返しするんだよ」
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◆2/3UkhVg4u1D
[saga]
2012/08/13(月) 07:35:13.74 ID:s2TxUNEAO
ふてくされるインデックスに食べ物や飲み物を買い与え、機嫌が良くなったところで二人は帰る事にした。
フィアンマ一人であれば一歩踏み出して直線上にどこまでも進める為にさっさと帰れるのだが、インデックスが居る為、交通機関を使う事に。
幸運にもバスはすぐ来た為、二人は並んで後ろの方の席へと座った。
インデックスは窓側に座り、しばらく耐えていたものの、楽しかったとはいえ遊園地を歩き回った疲れが出たのか、フィアンマの肩に頭をもたれて眠り始めた。
フィアンマもそれを咎めるでもなく、目的地(=自宅付近)に着くまで暇だな、と思うのみ。
インデックス「くぅ…すー…も…食べられないん…だよー…」
フィアンマ「…眠っている最中まで食べ物か」
暴食の罪に当たらないだろうか、と考えたフィアンマだが、魔道書図書館の維持にカロリーが使われている為に不可抗力なのだろう、とも同時に思う。
一○万三○○○冊の、魔道書。
対策を施さなければ、廃人どころかその者は死に至る。
絶対記憶能力という才能故に、苦しめられなければならない。
フィアンマ(…それだけの重荷を背負って尚、他人を思いやって微笑む事が出来るのだから…大したもんだ)
自分と似ているようで、確実に違う。
否、境遇は似ているが、彼女はそれでも諦める事をしない。
他人を第一に考え、明るく振る舞える。
優しい人格者。
修道女見習いだが、立派な聖女である事に間違いなかった。
インデックス「…大丈、夫…だよ…ミハイ、ル…」
フィアンマ「…」
インデックス「…いっしょ…むにゃ…」
フィアンマ「…ずっと、こうしていられれば良いのだが」
絶対に叶わないと知っていて、フィアンマは、『右方のフィアンマ』ではなく『ミハイル=フェリーチ』として、そうぼやいた。
優しさをくれた彼女の為にも、過去救えなかった少年の為にも、自分自身の罪悪感を払拭する為にも、世界を救わなければならない。
その為には、自分個人の幸福など、捨て去ってしまわなければ。
どうせ、世界を救った暁には全部全部忘れてしまう。
神上という存在の誕生、新しい時代の到来と共に、自分という個人は死ぬ。
フィアンマ(…忘れたく、ない)
自分個人の幸福など、捨て去ってしまわなければ。
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