過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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129:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/06(木) 04:37:46.27 ID:EZgLHkXD0
>>128

 ×     ×

「こんばんわ」
「いらっしゃい」

とある夜、可奈の部屋を訪れた想を、可奈はそのまま招き入れる。
前日の夜に新聞受けにメモが入っていて、適当な時間に携帯に連絡を欲しい、
と言う事だったので、可奈はそれに従っていた。

「警察、どうだった?工場に来たんでしょ?」

お茶を出し、炬燵を挟んで可奈が尋ねた。

「ええ、アリバイと、それから水原さんとの関係を」
「何て答えたの?」
「高校時代の同級生でお隣さんとして仲良くさせてもらっています、と。
アリバイの方はまあボロが出ない様にその辺は大丈夫です」
「そう」
「それで、水原さんの方は?その後何か?」
「ううん、今の所特に、刑事からも何も言って来ないし南空とか言う人も」
「そうですか」

想は、鞄から何かを取り出す。

「これを」
「携帯?」

想が差し出したのは携帯電話だった。

「非常用のものです。僕や水原さんとは無関係の名義になっています。
しばらくの間、これを持ち歩いて下さい」
「分かった」

「電話帳には一軒だけ登録してます」
「うん。えっと、これ、サ、…」
「ああ、読み方はサヤです。万一を考えると女性の名前の方が」
「ちょっとそれ、元お水として言わせてもらうとよくあるやーなテクニックだねー」
「着メロはキングロードのエンディングテーマ。
万が一それ以外の着信があっても一切出ない、それからこの電話から他に掛ける事もしないで下さい。
この電話は、あくまで万一のための非常用のものですから」
「うん、分かった」


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