過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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130:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/06(木) 04:40:18.33 ID:EZgLHkXD0
>>129

炬燵を挟んでの想の説明に、可奈は疑いも見せずに携帯を受け取った。

「それじゃあ、今夜はこれで」
「ん」

想が立ち上がる。

「燈馬君」
「はい?」
二、三歩歩いた所で、声を掛けて来た可奈に想が振り返る。

「んー、何でもない」
「そうですか」
「えっと、又、今度何か作るね。放っておくとろくな食生活しないんだから」
「楽しみにしています」
「うん」

我ながら無理がある、と可奈は思ったが、
目の前の笑顔は、可奈の知っている想の笑顔に見えた。

「そうだ、水原さん」

玄関で、想が靴を履きながら言葉を発する。

「その携帯の暗号名、あくまで某赤坂方面の超能力刑事ドラマに基づくものであって、
それ以外の意味は一切無いですからその辺の事は間違いの無い様に。それではお休みなさい」
「お休み」

それだけ言って、玄関ドアが閉じられた。

「分かってる。日本の風景大全集の後ろに
年齢順に整頓してあるビニールカバーつきのとは一切関係無いって事はちゃんと理解してるから」

ドアの向こうのドンガラガッシャンと言う効果音を聞くに、
どうやら近藤勇が御用改めに見参した所らしい。

今回はここまでです。続きは折を見て。


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