過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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134:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/08(土) 13:52:50.98 ID:q3Cr0rec0
>>133

「燈馬想は事件当日、12月2日の朝も欠勤している。
彼自身はここ二日ほど体調が良くなかったと説明しているがな、これは今までに無い事だ」
「生活パターンの変更には理由がある、か」
「だが、これ以上突っ込むのは厳しい状況って事さ」
「一体、何者なんですか燈馬想」

内海がぼそっと言った。

「何と言うか、一見するとお人好しの好青年で虫も殺さぬ顔をして、
私達が聞き込んだ所でもむしろ天才馬鹿って言う印象なのに
そんな腹芸までこなして見せるって」
「燈馬想ならそれぐらいの事はやるだろう」

湯川の返答はあっさりしたものだった。

「人脈、ですか?水原可奈もそんな事を言っていました」
「それもある。彼はMIT数理学分野の最先端にいた。
最先端企業にも軍需関係にも決して小さくない人脈を持っている。
彼を、彼の数学的才能を獲得するなら日本の殺人事件の一つや二つ揉み消しても構わない。
彼が望めば、それを現実にしかねない勢力すら現実問題としてあり得るだろう」
「その辺りかよ」

早速、草薙はうんざりした声を上げる。

「ある国、とだけ言っておこう」

湯川が改めて切り出した。

「経済危機を奇貨としたテロと軍事クーデターにより民主主義から軍事政権となり、
その後改めて民主主義に移行した。そういう国がある。
助手だった僕は、研究室の教授に同行する形でその国を訪れた。

当時は軍事政権から民主政権に移行して国家の再建が始まっていた時期で、
しかも、軍事政権は隣の国を合併して、
今まで独裁者の直轄で手つかずだったそちらの開発も始まっていた」

「隣の国を合併、ですか?」


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