過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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167:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/09/20(木) 15:28:17.83 ID:1fyYv7RQ0
では、今回の投下、入ります。

>>166

 ×     ×

テーブル席に座るナオミの前で、鉄板に油が敷かれる。
たっぷりとした荒切りのキャベツが温まった鉄板にドーナツ状に敷き詰められ、
そのドーナツの中空に白い液体生地が流し込まれる。
生地が煮立ち、刻んだ烏賊やら豚やら海老やらのたっぷり混ざったキャベツと生地を混ぜ合わせる。

そこまで終わって、離れる店員にお礼を言ったナオミは、
後はお任せで青のりと共にいい感じに焦げた所をヘラで切り分けて口に運ぶ。
軽くビールを傾けながらの腹ごしらえを終えたナオミは、
立ち上がるとすぐ近くの調理場の方に足を運ぶ。

「すいません」
「お勘定?」

愛想のいいオヤジだ、ここでの商売も長い。

「ちょっと伺いたい事が」

 ×     ×

夕食と聞き込みを終えたナオミは、そのままふらりと下町を歩き、
そのまま近くのビジネスホテルの入る。
フロントに預けておいた鍵を受け取り、自分の客室に。
施錠を確認してコートと鞄を置くと、バスルームに向かう。

12月でも本日は晴天也、冬着で一日上動き回ったら暑いぐらいだった。
ユニットバスで衣服を脱ぎ、バスに入ってシャワーを使う。
丁度一汗流してさっぱりした辺りで、音が聞こえた。

一旦バスを出て、手だけを拭い携帯を確認する。
体を拭いてバスローブ姿でバスルームを出たナオミは、
セミロングの黒髪をバスタオルで拭い終えて椅子に掛けた。
小さな机にノーパソを広げ、起ち上げながらヘッドセットを装着する。
少しの間、ヘッドセット越しに繋がった電話の会話が続く。


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