過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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燈可奈弁X
◆WxhrC2Qhtw
[saga]
2012/09/20(木) 15:48:24.25 ID:1fyYv7RQ0
>>174
「なんか、質の悪いストーカーみたい」
「大体合ってる。激怒したコレクターは事件を調べ上げて、
ブローカーを無罪にするのが手っ取り早いって分かると
資金力と政界司法界の人脈を総動員しておよそありとあらゆる行動に出た。
FBIでも現場からはドイツの摘発は無理筋だって意見があったけど、
国際捜査での外交力を優先する司法省や国務省の幹部が舞い上がってドイツでの捜査にねじ込んだ。
そしたら今度は司法省のもっと上から有力者の関係者だって耳打ちされて」
「悪いけどキレていいリターンズ」
「でも、元々が無理筋だったからFBIとしても抗弁の仕様が無かった。
要は、本筋じゃない事件に巻き込まれた挙げ句捜査班自体が身動き取れず空中分解、
当分触る事が出来る相手じゃないって既成事実だけが残ったって事」
博物館内の約三名はじろりと一つの方向を見るが、
そこには「オホホホホーナンノコトダカワカリマセンワ」と極太ゴシック体で書かれた天使の笑顔があるだけだった。
「とにかくだ、南空ナオミは世界中でチーズを食い散らかすすばしっこいネズミに
臭い飯を食わせるぐらいには切れ者だった、そこの所は理解してもらいたい」
ビア警視が言い、森羅と立樹も頷く。ビア警視の言う通りであれば、
この手のブローカーは善意の第三者として本来身綺麗である事、履歴が白い事が最大の武器。
例え作戦でもそんな捨て身の作戦を選択せざるを得ない所まで追い込んだ時点で相当の相手だと、
それは二人ともよく分かっていた。
「しかし、南空ナオミが別名を名乗って燈馬想の事を調べてる、か。
彼女は既にFBIを退職してフリーの調査員をやっているが、そこらの浮気調査で終わるタマじゃない。
未だに各国の捜査機関にも顔が利いて極めて公共的かつ困難な事件でも成果を上げている」
「あー、何か日本の時代劇の小説で読んだ事あったなー、
狗、って言うんだっけそういうの」
「只の私立探偵じゃないって事?」
近くで聞こえる嫌味を聞き流した森羅の問いにビア警視が頷いた。
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