過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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220:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/19(金) 14:44:10.46 ID:uJWzfwxa0
>>219

 ×     ×

「燈馬君が?」
「ええ、富樫さんを殺したのは自分だ、と警察に出頭しました」

燈馬想の自宅の家宅捜索が行われている頃、隣の部屋では水原可奈の事情聴取が行われていた。
水原美里に対する事情聴取は、近くに駐車した警察車両の中で行われている。
可奈への聴取は彼女の部屋の食堂でテーブルを挟んで行われ、
まずは内海を同行した草薙が可奈に事情を説明していた。

「余り、驚いていない様に見えますか?」

そう言うと、可奈は立ち上がり戸棚から何かを取り出す。
それは、お菓子の箱だった。
そこから現れた物証に関して、少しの間事情聴取が続く。

「あの…」
「何でしょうか?」

思わず沈黙してしまった草薙が、可奈の声に聞き返す。

「内海さんと少し、その、お話しいいでしょうか?」

二人の刑事は頷き合い、内海と可奈は美里の部屋に移動した。
少しの間そちらでの話が行われ、引き戸が開いて戻って来た内海が草薙に耳打ちをする。
少しぎょっとした表情で草薙が内海を見る。

「では、署までご同行いただけますか?」
「分かりました」

内海の言葉に可奈が従った。

 ×     ×

貝塚北警察署の廊下で、任意同行されていた可奈が見送る草薙、内海にぺこりと頭を下げる。

「あの、水原さん」
「はい」

その時、内海が可奈に尋ねた。


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