過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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253:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/10/31(水) 17:27:01.28 ID:bXMuUyGS0
それでは今回の投下、入ります。

>>252

 ×     ×

並木道で三人の会話を止めたのは、只の通行人では無かった。

「江成先生?」

こちらに現れた人物を見て、草薙が声を掛ける。

「湯川先生ですね?」

草薙をにっこり受け流した姫子が湯川に声を掛けた。

「ええ」
「申し遅れました。弁護士の江成姫子と申します」
「これはご丁寧に」

湯川が姫子の名刺をにこやかに受け取る。
間違いなく美人センサーに反応していると内海は把握した。

「わたくし、燈馬想氏の弁護人を務めています。
湯川先生がこれまでいくつかの刑事事件で警察に専門的な協力を行い、
本件に一定の関わりを持っている事は既に承知を致しております。
既に正式な鑑定による守秘義務が発生しているのであれば仕方がありませんが、
出来れば湯川先生のお知恵を貸していただけませんか」

「僕は只の物理学者、それ以外の事はお門違いだ」
「冷凍保存」

姫子の言葉が、動こうとした湯川の足を止める。

「最初はそれを考えました。しかし、その設備や道具、痕跡がどうしても見付からない。
水中に没する、あるいは土に埋める。
法医学的な死亡推定時刻を遅らせるためにこう言った方法を使えば遺体に痕跡が残り過ぎてしまう」
「なぜ君はそこにこだわる?」



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