過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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282:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/11/28(水) 04:03:44.01 ID:j860/oui0
>>281

プロの刑事をごまかせない程には何かが起きている。
驚愕したぐらいだから草薙もアニー・クレイナーの事は把握している。だが、これは予想以上だ。
事によっては、いや、これは十中八九初恋のお姉さんだ。
推定されている動機が動機だ、これはきっついぞ、と言うのが草薙の男心だった。
アニーが身を起こし、姿勢を正す。

「この様な事になり、言葉もありません」
「南空ナオミの死体が出て来たわよ」
「なっ!?」

草薙二度目の驚愕。

「おい、どこでだっ!?」
「それはここでは言えない。
ここでの幽霊問答で彼の耳に入れたら今後の取調に本格的に差し支える」
「それは分かる。だが、死体と聞いて…」

「既に管轄の警察が着手している。偶然発見された身元不明の遺体としてね。
南空ナオミの代理人がアメリカ大使館の人間を同行して警視庁に捜索願を出す様に手配した。
仕事の性質上として指紋、歯形の記録を添付したものをね」
「あ、あの」

内海が口を挟む。

「何か、時系列がおかしい気がするのですが、それとも私の理解力が足りないのでしょうか」
「前者で正解。
OK、ここだけの話でいいなら理解出来る様に説明するわ」
「是非そうしてくれ」

草薙が応じた。

「ある筋からこの事件の調査を依頼されていた私は、
独自の調査と共に別筋で動いていた南空ナオミをマークしていた。
そして、南空ナオミの失踪を把握した。
はっきり言ってこちらの手痛いミス。流石にプロの尾行点検で彼女の行方をロストした後の事だった」
「その間に彼女は」

内海が、最悪の予測を質問する。


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