過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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304:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/12/17(月) 22:50:32.40 ID:J1J7jJSn0
>>303

 ×     ×

「あの馬鹿がっ!」

MITの研究室では、ロキがかんしゃく玉を爆発させていた。

「あの、馬鹿がよぉ…もう、知らん」

その顔は決してそう言ってはいない。
取り敢えず、近くない未来にもう一度顔を合わせる事になるだろう。
その時は一発や二発の挨拶は覚悟しておいた方がいい。
その程度のコードを顔から読み取る事が出来るぐらいには、
エバは長い事ロキと付き合っている。

「それが、あいつの答えだったのかよ」

ロキが、どっかとソファーに座り込む。
デスクに掛けてパソコンに向き合っていたエバは、
ふと死角となっている机の引き出しを開けた。
変色の始まった封筒。その中身はもう、
敢えて目で追う迄もなくずっと昔にその優秀な脳に焼き付いている。

「エバ!」

はっとこちらに意識を取り戻したエバがさり気なく引き出しを閉じる。

「行くぞ!エバのあの解析結果なら首を縦に振る。
そうじゃなきゃボンクラだ、そんな会社組む価値なんかねぇよ」
「うんっ!」

立ち上がったエバは、つと、閉じられた引き出しに視線を走らせた。


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