過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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55:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/17(金) 01:15:32.64 ID:9cMf0qdf0
>>54

「ああ、認知症だった本人が亡くなってやっと分かったんだが、
蓋を開けてみりゃあ管理を任されてた筈の財産に謎の抵当権やら遺言も明らかに偏った内容で。
元々、こっちに財産管理打診されてたのを、ヴェテランって事で持って行かれたって事もあったからな。
そりゃあうちのボスの怒髪が天を突く、分かるだろ?
それでも、その事件自体は慎重にやったんだ。書類は完璧でも内容が異常すぎる。
文書と状況証拠を一つ一つ積み重ねてこれからって時に。
そんな時にこんなでっち上げ裁判で経営破綻、資格の危機だ。
こんな、訴えた方が逮捕されてもおかしくないやり方で狙い撃ちなんて他に考えられない」

「そう考えた方が自然ですね」
「実際、無関係を装って両方の筋に和解を斡旋する様な動きも始まってる。
要約すれば、適当な理由を付けて前の事件を降りるなら後の事件の取り下げを説得する、ってそれとなくな。
もちろん、今の所は断固として突っぱねて蹴飛ばしてる。
いや、間違っても受け容れたりしないだろ。最悪資格を失ってもな」

「状況はそんなに厳しいんですか?」
「裁判の本訴になればこっちに負ける要素は無いし最終的には刑事事件にする事だって出来る内容だ。
だけど、捏造がやたらに手が込んでる。
零細事務所で当てにしてた大口の支払いを拒否された上に仮処分保証金まで入れたら、
その後に行列してるこっちからの支払いが追い付かない。
その点だと、一番大きいのはエターナルレディ。
本当だったらこっちが頭を下げれば待ってくれそうなもんなんだが…」

「それを、出来ますか?」
「無理だ。独立資金の借入から顧客の斡旋まで散々世話になってる。
この上、開業その他ギリギリで甘えた借入の弁済猶予なんて、
こんな事を頼むぐらいなら破産を選択しかねない」
「破産になったら資格喪失ですね」
「そうなんだ。亡くなった被害者ってのもあの人の友人だった。
だから尚更頼める状況じゃない…頼む」

そこまで説明して、改めて想の前にひれ伏していた。


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