過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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57:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/17(金) 01:21:16.01 ID:9cMf0qdf0
>>56

「弁護士も大変な時代と聞いています」
「ええ。あなたの方が詳しいかも知れないけど、
変にアメリカの猿まねをしたお陰で数ばかりうじゃうじゃと増えて、なかなか骨の折れる時代です」

「生活保護を受け救急車の後を追い掛ける、言い古された事ですね」
「笑えないわね。萬相談承ります。犯罪以外大概の手段で大概のトラブル処理はやってる。
そちらへの振り込みだけでも、だから」
「毎度有り難うございます」

想は慇懃に返礼する。ここでなれ合いをよしとしない相手だと言う事はよく分かっている。
そうは言っても、自分が見た目どれだけドブ浚いに沈み込んでも最後の矜持を失わない。
それがクイーンだと言う事も想はよく知っていた。

「それでも、幾つか立派な事件もやり遂げて、
小さいかも知れないけど手堅いとも聞いています」

「ええ。それもあなたの、お婆様やみんなの助けがあってこそ」

正直言って、姫子からは余り聞きたくない台詞ではあったが、それは立場上仕方がない。
むしろ、その率直さこそ彼女らしいプライドとも言えた。

「それも、決して身内に甘えず厳格な契約の上での事。
僕も、友情と言う感情は皆無じゃない。お金の事でその感情が入り込む事もある。
だからこそ、お金の関係は厳しく。それが友情を大切する合理的結論だと思っています。
クイーン会長ですから、僕は助けたい。それで合理的に割が合う。そう思ったからそうした。
それが正しい評価だと信じています」

「あなた、いい事を言いました。
あなたがそういうのならそれは真実。何よりの味方です」


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