過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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69:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/22(水) 16:00:51.76 ID:OWZ75a520
>>68

「燈馬君?」

覗き穴から外を見ると、そこには想がいた。

「何やってんのよ?」

ドアを開けた可奈がチェーン越しに言う。

「え、水原さん?えっと、ああ、ごめんなさい。部屋間違えたみたいです」
「ん?お酒飲んでる?」
「ええ、ちょっと」
「あー、お水でも飲んできなさいよ」

最後がブランデーで割った40度と言う強烈な奴、
それを柑橘系で爽やかに飲ませると言うのは流石に足に来ていた。
果たして隣の部屋まで無事にたどり着けるかと言う想の有様に、可奈は迷わずチェーンを外していた。

 ×     ×

「すいません」
「珍しいね、かなり飲んでるでしょ」

炬燵の前に座り込み、コップのミネラルウォーターに喉を鳴らす想の側で可奈が言った。

「江成さんと会いましてね」
「クイーン会長と?」
「ええ。それでちょっと」

そこまで言って、想が可奈に目配せをする。

「美里」
「うん」

可奈に促され、美里が奥の部屋に引っ込んだ。

「クイーン会長がどうして?まさか」
「そのまさかです」
「そう…クイーン会長の所にも警察が」
「と言う事は?」

想の瞳に静かな切れが戻るのを確かめ、可奈は頷き事情を話す。


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