過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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82:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/29(水) 02:37:48.18 ID:7OWLv8JO0
>>81

「想?」

まず目に付いたのは、床に並べられた大量のルーズリーフ。
電灯がついていてパソコンもディスプレイは黒いが電源ボタンは青く光っている。
ルーズリーフにはひたすら数式。

「お風呂?」

優は、床の紙片に細心の注意を払ってそーっと移動する。

「想、お風呂だった…!?」

水音の方向に進んだ優は目を見開いた。

「想っ!?」
「ん…」

他でもない、その燈馬想が、脱衣所からキッチンに向けて開いたドアを横切る形で倒れ込んでいたからだ。

「想っ!?」
「ん、優?」

想が薄目を開けて、優は安堵の吐息を漏らす。

「えっと、確かシャワー、入る所だったっけ出る所?」
「多分、これから入るんだったと思う」

むくりと起き上がった想の側で、彼に背を向けた優が推論を答える。

「ああ、そう。じゃあちょっとお茶でも飲んでてよ」

ドアがバタンと閉じて、優はふーっと嘆息して腰が砕ける。
水音が変わってシャワーに入ったのが推測出来たが、
程なく、引っかける様にパジャマを着た想が髪と手を拭きながらバスルームを飛び出して来た。

「そ、想?」

想はそのままデスクに着いてパソコンに向かい、
その一方で手元のルーズリーフに次々と書き散らしながら猛烈にキーボードを打鍵する。


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