過去ログ - 燈馬「おはようございます」可奈「はい、お弁当」
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85:燈可奈弁X ◆WxhrC2Qhtw[saga]
2012/08/29(水) 02:45:30.18 ID:7OWLv8JO0
>>84

 ×     ×

「つまり、突然として研究テーマが見付かったから、
その研究のためにアメリカに戻った、そういう事でいいんですね?」
「そういう事です」

草薙のまとめに、可奈が応じる。

「止めなかったんですか?」
「ええ」

内海薫の問いに、水原可奈はしっかりとした口調で答えた。

「どうして?」
「勝つと思ったから」

二人の女の目と目が、真正面から向かい合った。

「何であろうが、この世に燈馬君に証明出来ないものはない。
そう、思ったから止める必要は無かった、それだけ」

内海は納得していない。
大きく目に見えるものではないが、僅かな挙動がそう物語っている。

「その後、あなたも実家を離れて連絡を絶ったため、
今の住所で出会うまで燈馬想とは没交渉だった。そういう事でいいんですね?」

草薙が改めて確認した。

「ええ、そうです」

 ×     ×

「エレガントな白鳥の湖を見せてもらった所で、本題に行こうか」

机に戻った燈馬想に対してシド・グリーン、通称ロキが声を掛けた。

「その方法じゃ無理だ、証明出来ねぇ!」

想は、親友の言葉を後頭部で聞いていた。


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